
韓国料理店「NABE°(ナベド)韓国と博多華味鳥 天神店」(福岡市中央区今泉2、TEL 092-406-1315)がオープンして、8月7日で1カ月がたつ。経営はトリゼンダイニング(博多区博多駅中央街)。
「NABE°韓国と博多華味鳥」は、同社が運営する新業態。入社2年目女性社員が「自分が行きたい店」をコンセプトに、メニュー開発から店内の空間デザインなど細部までプロデュースしたという。プロデュースした飲食事業部の湯通堂さんは「お客さまが本当に求めているものは何か、スタッフが働きやすい環境とはどんな環境なのか、常に耳を傾けながら模索していこうと思っている」と店舗スタッフも兼ねる。
広報の柳田さんは「担当した社員は、常にお客さま視点を持ち、感度の高い若手社員として社内で信頼を得ていた。普段から外食トレンドへの関心が高く、店づくりにおいて新しい発想や視点を取り入れる上で最適だと判断したことと、社長がそのセンスと企画力に期待し、起用が決まった」と話す。
店名は、「食を通じて、温かい体験を届けたい」という思いを込め、提供する鍋料理と鍋料理が持つ「囲む料理・温かさ・団らん」のイメージを現した「NABE」と、料理の熱や人々が集う場の熱量・心のぬくもりを表現した「°(度)」を合わせたもの。店内は、木目のテーブルや床、木材を使った椅子などを採用し、落ち着いた雰囲気にする。店舗面積は29坪で、席数は41席。
メインメニューとして、韓国料理で牛ホルモンを入れて煮込んだ鍋料理「コプチャンチョンゴル」を「博多華味鳥」オリジナルにアレンジしメニュー化した「タッコプチャンチョンゴル」を用意する。鶏肉は同社の自社ブランド銘柄鶏「華味鳥」を使う。鍋のスープは博多華味鳥の水たきスープをベースに、みそ、唐辛子とコチュジャンをブレンドしたオリジナルスープを使う。辛さは5段階から選べる。
メニューは、牛もつ・鶏肉1種類・キャベツ・ニラと選べる野菜1種をセットにした「タッコプチャンチョンゴル」(1人前1,540円)や、華味鳥のつくねとタコが入った「イチオシ!海鮮うま辛! ナッコプセセット」(同2,200円)、エビとトック(餅)が入った「うま辛! 華味鳥のタッコプセセット」(2,365円)など。鍋の追加メニューとして、鶏つくね・もも・エビ・タコ・チーズ・春雨(以上220円)や、ジャガイモ・エノキ・長ネギ(以上165円)などもそろえる。このほか、グリルチキン・野菜・サムジャンがセットで、鶏肉をサンチュで包んで食べる「NABE°包みチキン」(同1,375円)や、一品メニューの「チョレギサラダ」(572円)、「ヤンニョムチキン」(528円)、「海鮮チヂミ」(1,078円)なども用意する。ドリンクは、ビール、サワー、ウイスキー・焼酎・マッコリ・チャミスル果実酒・ソフトドリンクなどをそろえる。
湯通堂さんは「鍋の具材や辛さが選べるので、『自分だけの鍋』を楽しんでもらいたい。ぜひ来店してもらえたら」と話す。
営業時間は17時~23時。