
展覧会「芥見下々『呪術廻戦』展」が現在、福岡市博物館(福岡市早良区百道浜3)で開催されている。
完成原稿を構成するレイヤーを立体模型で紹介する「デジタル 多重層作画 立体模型」の展示
漫画家・芥見下々(あくたみげげ)さんによるバトル漫画「呪術廻戦」は、人間の負の感情から生まれる呪いと、それを呪術で払う呪術師との闘いを描いたダークファンタジー。2018(平成30)年3月に「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載が始まり、昨年9月に完結。シリーズ累計発行部数は1億部を超えた。テレビアニメの放送や劇場版も公開されている。同展は、「『呪術廻戦』の創作工程の全てに触れる」ことをテーマに、完成原稿やネーム、下書き原稿など創作工程を芥見さんの解説パネルとともに紹介する展覧会。東京、大阪を巡回し、福岡は3会場目の開催となる。
会場では、デジタルで描いた完成原稿100点以上を展示するほか、ネームや下書きなどのパネル79点、芥見さんのQ&A解説を記載したパネル78点、カラーイラスト約40点を展示する。デジタル作画の制作工程を紹介・解説したパネルや、完成原稿を構成するレイヤーを立体模型で紹介する「デジタル 多重層作画 立体模型」も展示。「ネーム」「手書き文字入れ」「仕上げ作業」などの作画工程に沿って作業ごとの原稿も紹介する。会場内には、アシスタント陣が手がけた背景画をパネルにしたフォトスポットも設ける。
グッズコーナーでは、「芥見下々『呪術廻戦』展 公式図録」(2,420円)、「絵札缶バッジ 呪術廻戦展Ver.」(全15種、各550円)、「五条悟のリバーシブルアイマスク(特製ケース付き)」(1,980円)、「モザイクアートパズル」(3,850円)、「ビンテージ風Tシャツ」(5,500円)など展覧会オリジナルグッズを販売する。
開催時間は9時30分~17時30分(入場は終了の30分前まで)。月曜休館(8月11日、9月15日は開館。8月12日、9月16日は休館)。入場料は、一般=2,000円、中学・高校生=1,500円、4歳~小学生=1,000円、グッズ付き=4,200円。9月28日まで。