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大丸福岡天神店に「ARTギャラリー&カフェ」 2つのギャラリーを展開

現代アートギャラリー「gallery UG Fukuoka」

現代アートギャラリー「gallery UG Fukuoka」

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 大丸福岡天神店(福岡市中央区天神1)東館エルガーラ5階に8月29日、「ARTギャラリー&カフェ」がオープンした。

「ART GALLERY」

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 大丸福岡天神店では、2021年から大規模なアートイベント「ART@FUKUOKA」を開催。博多大丸(天神1)が天神に出店して50周年を迎える今年、福岡市が推進するアートのまちづくり事業「Fukuoka Art Next」の理念に共感し、アートを通じて福岡・天神がより感性豊かで魅力的な街となる一助になればとの思いから、「ARTギャラリー&カフェ」のオープンに至ったという。

 「ARTギャラリー&カフェ」は、2つのギャラリーとカフェで構成する。ギャラリーは、博多大丸が企画・運営する「ART GALLERY」と、東京・天王洲にギャラリーを構える現代アートギャラリー「gallery UG」の福岡拠点となる「gallery UG Fukuoka」の2つを設ける。「gallery UG Fukuoka」にはアートカフェ「CALL COFFEE」を併設する。店舗面積はギャラリーとカフェを合わせて約160坪。

 「ART GALLERY」は白を基調とした内装とし、「心で触れるすてきな宝物」をテーマに工芸から現代アートまで、さまざまなジャンルの作品を展示する。作品は週ごとの入れ替えを予定する。現在は、画家・村上裕二さんの展示「-昭和、平成、令和を歩んで-村上裕二日本画展」を開催(9月9日まで)。今後は画家・中島健太さんの展示「中島健太-キセキ-」(9月10日~16日)や、「時代を越えて輝く 現代アート展」(9月17日~23日)などを予定する。

 「gallery UG Fukuoka」では、「gallery UG」所属のアーティストによる作品展示を行う。ギャラリー内には、縦2.4メートル×横9.0メートルのLEDビジョンを設置。同ビジョンでは、デジタルアート専門ギャラリー「NOX GALLERY」がプロデュースしたWeb3やデジタル技術を取り入れた映像を上映し、展示作品とデジタルを融合させた空間とする。出店について、運営会社「UG ASSEMBLE」の寺嶋憲彦さんは「過去に『アートフェアアジア福岡』に参加したこともあり、福岡は魅力的な街だと感じていた。現代アートへの可能性を感じるほか、アジアの窓口としても立地の良さを感じ出店を決めた」と話す。

 アートカフェ「CALL COFFEE」は、福岡発のアパレルブランド「CALL&RESPONSE」(博多区博多駅南1)がプロデュースする。席数は22席。「カフェでアートに出合える場所」をテーマに、アート作品を常時展示するほか、フードやスイーツ、ドリンクなどを提供する。メニューは、フード=「クロワッサンサンド」(840円)、「アサイーボウル」(1,400円)、「日替わりキッシュ」(700円)など、スイーツ=「レアチーズケーキ」(900円)、「チョコチップクッキー」(400円)など、ドリンク=「オレンジジュース」(600円)、「カフェラテ」(650円)、「泡コーヒー」(800円)などをそろえる。

 「ART GALLERY」を運営する博多大丸の営業統括部の今仁博之さんは「アートには心を豊かにする力がある。ギャラリーで、いろいろな作家や表現と出合ってもらえたら」と話す。寺嶋さんは「福岡の地に根ざして活動していきたい。お客さまには、自由に現代アートを楽しんでほしい」と呼びかける。

 営業時間は10時~19時。

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