
特別展「キボリノコンノ展」が現在、福岡市科学館(福岡市中央区六本松4)で開催されている。
「まねる」のブースに展示されているチャーシューを木彫りで再現した作品
キボリノコンノさんは、2021年に趣味として始めた木彫り作品がSNSなどで話題となり、2023年にプロのアーティストとして活動を始めた木彫りアーティスト。同展は、キボリノコンノさんが「あっと驚くもの」をテーマに、これまで制作してきた木彫り作品を展示する展覧会。これまで東京や大阪など各地を巡回し、福岡は11会場目。「本物そっくり」に制作した食べ物や日用品などの木彫り作品100点以上を展示するほか、作業風景のパネル展示や映像紹介、本物と木彫り作品を見分けるクイズなど設ける。
会場では、「ひらめく」「まねる」「うつす」「あそぶ」「つくる」「どっち?」の6つのブースに分け、作品を展示。「ひらめく」では、「カステラになりたい木の気持ち」「たまごの木身」「溶けすぎたアイスクリーム」などの作品展示と、作品制作に当たり、どのような「ひらめき」があったのかを併せてパネルで紹介する。「まねる」では、たい焼き、チャーシュー、シフォンケーキなどを「本物そっくりにまねた」作品を展示する。「うつす」では、生卵や味付けのり、吸い物などの木彫り作品を展示し、木彫りを本物に見えるよう映して楽しむ撮影ブースを設ける。「つくる」では、ホットケーキやリンゴ、すしなどの木彫り作品が何個の木のパーツで作られているのか加工前の木と併せて展示するほか、実際に触ることができる作品も展示する。「どっち?」では、本物のスナック菓子や煮干し、石などの中に木彫り作品を混ぜて展示し、その中から木彫り作品を探すクイズコーナーを設ける。
開館時間は9時30分~18時(入館は17時30分まで)。火曜休館。入館料は、一般=1,300円、小・中学生=600円、未就学児無料。11月9日まで。