
「新・福岡古楽音楽祭2025」が10月13日~19日、アクロス福岡(福岡市中央区天神1)1階円形ホールと福岡シンフォニーホール、福岡市健康づくりサポートセンター10階の「あいれふホール」(舞鶴2)で開催される。
古楽は中世からバロック時代にかけての西洋音楽を、当時の楽器、手法で演奏する音楽。新・福岡古楽音楽祭は「福岡古楽音楽祭」を引き継ぎ、2014(平成26)年に再スタートした古楽に特化した音楽イベント。プロのコンサート、アマチュアの発表の場、参加者の研さんと交流の場をイベントのミッションに掲げる。
新・福岡古楽音楽祭として12回目の開催となる今回は、バロック音楽の二大様式としてイタリア様式・フランス様式にスポットを当てる。「華麗なるイタリア、絢爛(けんらん)なるフランス ~どちらがお好き?~」をテーマに、コンサートやステージ演奏、パネル展、ワークショップやセミナーなどを繰り広げる。
無料のステージ演奏はアクロス福岡円形ホールで「古楽ステージ」を開く(18日=13時~、19日=12時30分~、定員約100人)。有料コンサートは、アクロス福岡の福岡シンフォニーホールで16日=「秋の豊穣イタリア・バロック名曲選」(1,500円、25歳以下=700円、全席自由)、あいれふホールで19日=「フランスの古雅にて絢爛なるクラヴサン音楽」(4,000円、同=2,000円、当日券は500円増、全席自由)を行う。
アクロス福岡コミュニケーションエリアでは、13日~19日にイタリアとフランスの音楽の違いや共通点を紹介するパネル展「イタリアとフランス、どちらがお好き?」、17日~19日は「古楽器展示場」として、リコーダーやバロックオーボエなどの古楽器や古楽のCDなどの展示・販売も行う。
同施設事業部ディレクターの添嶋さんは「見ることが少ない古楽器の音に触れ、感じ、学び、交流できるプログラム内容。古楽器展示場では実際に楽器に触れることもできる。新しい感動に出合い、心が満たされる機会になれば。ぜひ来場してもらえたら」と呼びかける。
開催時間は10時~18時。