
「筑後川のめぐみフェスティバル」が10月18日・19日、福岡市役所西側ふれあい広場で開催される。主催は福岡都市圏広域行政事業組合。
1999(平成11)年に「福岡市・水源地域交流物産展」として始まり、今年で27年目を迎える同イベント。福岡都市圏には大きな川がなく、使う水道水の約3分の1を筑後川から取水していることから、筑後川への感謝と、福岡都市圏と筑後川流域の住民が交流を図り相互理解を深めることを目的に開催する。2022年からは「~ありがとう筑後川~水のめぐみに感謝しよう」をテーマに、筑後川流域の17市町村と5団体が参加して、筑後川流域物産品を販売するブース出展やステージイベントなどを実施する。昨年は約8600人が来場した。
会場では、福岡県の久留米市やうきは市、柳川市、佐賀県の基山町、熊本県の小国町などの市町村や福岡市水道局など53のブースが出展。ラーメンや果物、ゆずこしょう、うなぎのせいろ蒸し、ソフトクリーム、米、竹細工、陶器など、筑後川流域にちなんだ食品・農産物・工芸品などを販売する。利き水コーナーでは、水道水、海水淡水化水、ミネラルウオーターの飲み比べなどを行うほか、水の啓発コーナーでは、福岡都市圏の水事情を紹介するパネルや筑後川の恩恵などをPRするパネルを展示する。
ステージでは、筑後川流域市町村の伝統芸能として「天領ひた 龍神太鼓」やアーティストによるパフォーマンスなどのステージイベントを繰り広げるほか、観光PRや筑後川流域の特産品が当たる抽選会も行う。2日間で延べ5カ所の筑後川流域からのライブ中継も予定。
福岡都市圏広域行政事業華組合の友近舞華さんは「このイベントを通じて、何気なく使う『水』のありがたさや、筑後川の恵み、筑後川流域市町村の魅力を感じてほしい。その後、実際に筑後川流域に足を運んで、筑後川を体感するきっかけになれば」と来場を呼びかける。
開催時間は、18日=10時30分~17時、19日=10時~16時。入場無料。