西日本鉄道(福岡市中央区天神1)が11月22日、同社社員が企画したドッグフード「UFUFU FOOD(ウフフフード)」を発売した。
同社社員の宮野奈々さんが、同社育成制度の新規事業創出プログラム「X-Dream(クロスドリーム)」で、食物アレルギーに配慮したドッグフード開発のプロジェクトを提案。同企画が採用され、開発・販売に至った。宮野さんは「飼っていた愛犬には食物アレルギーがあり、ドッグフード選びにかなり悩んだ経験がある。食事を手作りで与えていたことから、愛犬の不調に悩む家族に向けて、栄養素が担保されている商品を作りたいと思い企画した」と話す。同企画は獣医師が監修し、人間の管理栄養士とペット栄養管理士をチームに迎えて開発した。
ウフフフードはウエットタイプのドッグフード(成犬用)で、全10種を用意。肉・魚・野菜・米は国産のものを使い、西鉄ストアと連携して材料を仕入れているという。牛肉・鶏肉・卵・乳製品・小麦・大豆・ジャガイモ・エンドウ豆・トウモロコシの9食材は使っていない。商品は、5種類の動物性たんぱく質(鹿肉、真ダラ、豚ひれ肉、豚もも肉、サバ)と2種類の炭水化物(サツマイモ、米)を組み合わせ、1商品につき1種類の動物性たんぱく質を使う。商品メニューは「鹿肉とさつま芋」「鹿肉とお米」「真ダラとさつま芋」「真ダラとお米」など。価格は1個798円。公式ECサイトや「雑貨館インキューブ」「西鉄ストア」などで販売する。
宮野さんは「ウフフフードはワンちゃんと、その家族の皆さんを笑顔にしたいという思いから名付けた名前。大切なワンちゃんとの毎日に、ウフフフードもご一緒できるとうれしい」と話す。