福岡ソフトバンクホークス(福岡市中央区地行浜2)製作の長編ドキュメンタリー映画「映画 HAWKS SP!RIT-273日の記憶-」の舞台あいさつと完成披露プレミア上映会が12月17日、「ユナイテッド・シネマ福岡ももち」(同)で開催された。
同作は、プロ野球球団「福岡ソフトバンクホークス」が「パーソル パシフィック・リーグ」連覇と5年ぶりの日本一を目指す戦いを追った273日間の裏側を映したドキュメンタリー映画。密着カメラマンが撮影し、監督・コーチ・選手が出演し、ナレーションは福岡県出身の与田祐希さんが担当する。球団製作映画は今回で3作目。今月26日の全国公開を前に、舞台あいさつと完成披露プレミア上映会が開かれた。
舞台あいさつには、グレーのジャケットスタイルで合わせた中村晃選手、牧原大成選手、川瀬晃選手が登壇し、映画の見どころなどを語った。中村選手は密着カメラについて、「撮られていることは意識したが、自然な感じでできていたと思う」と言い、牧原選手は「自然な感じすぎて使えないところも多々あったと思うが、いい映画になったのでは」と、それぞれ話した。
映画でも描かれ、選手や監督がレギュラーシーズンのターニングポイントと話す今年5月2日のロッテ戦(みずほPayPayドーム福岡)の試合についても振り返った。2点を追う9回2死無走者から川瀬選手の一打によるサヨナラ勝ちを収めた結果について、牧原選手は「晃さん(中村選手)が打ってなかったらアレはなかった」と言い、中村選手は「僕が塁に出て、マッキー(牧原選手)もタイムリーを打って、最後に晃が締めたという形」と話した。川瀬選手は「前につないでくれた先輩方、同級生、後輩がいたから僕が打てた。あの1勝はチーム全員で勝ち取った勝利。決して僕が打ったからとか言ったことはない。皆さんのおかげですと言いたい」と話した。
映画の見どころについて、中村選手は「こんちゃんでも(近藤健介選手)こんなことを思っているんだな、と。名言が飛び出すシーンがあるので期待してほしい」と話す。
舞台あいさつと完成披露プレミア上映会の会場となった「ユナイテッド・シネマ福岡ももち」のスクリーン11の入り口には、3選手のサインとメッセージが書かれたパネルも設置している。
全国上映は12月26日から。上映館は、「ユナイテッド・シネマ福岡ももち」など全国36館。料金は、一般=2,200円、高校生以下=1,200円。