西鉄薬院駅そばのマンションの1 室を拠点とする移動ギャラリー「望雲」(福岡市中央区渡辺通2、TEL 092-733-1135)は2月1日~13日、絵はんこ作家カキノジンさんの絵はんこ展「雲と印」を開催する。
同展は、同ギャラリーで「絵はんこ教室」の先生を務めるカキノさんが「ガリガリ絵はんこ帖」を出版したのを記念して開催されるもので、カキノさんが作る絵はんこと、モチーフにまつわる「小ばなし」を併せて展示する。
「ネタはんこ」シリーズは、顎ひげを生やしターバンを巻いた男性の顔がモチーフで、髭の中央にカレーと彫ってあるが、「男性はカレーを愛する国の王子さまで、ひげは実は口から垂れたカレーのルー」や、「バレバレ」の文字の下で3人の女性バレリーナが踊っているモチーフは「どんな嘘でも見抜いてしまう3姉妹バレリーナ」などがある。
ハンコの上面と底面に違うモチーフを彫って、両方を押すことで一つの絵柄ができる「ニコイチはんこ」シリーズや、同ギャラリーが入居しているマンションと、カジノさんのアトリエがあるビルの名称にそれぞれ「鳥」の文字が含まれることから、鳥をモチーフにしたオリジナルの絵はんこも展示する。
会期中は、ハンコを使ったおみくじ「ハン恋みくじ」や、オリジナルのはがきも展示販売するほか、カジノさんの本の中に出てくる絵はんこの受注販売も受け付ける。そのほか、「小さな絵はんこ教室」(現在、予約待ち)を開講するほか、2月8日と9日には大牟田のカフェ「nei」が出張カフェを出店し、シュクルート(スープ)や、ドイツパン、シフォンケーキなどを提供する。