ホテル・飲食店の運営を手がけるジャスマックが運営する「ホテルウィズ・アネックス」(福岡市中央区春吉3)が、2棟からなる新業態ホテル「5thホテル」にリニューアルする。
オープンはWEST棟がオープンは5月中旬、EAST棟が6月初旬を予定。地上6階建、延床面積=8,360平方メートル、客室数=132室(EAST棟=50室、WEST棟=82室)、総事業費は12億円。
同ホテルは各棟の1階に「サブカルチャー」の情報発信できるテナントやカウンターが入る。EAST棟は1階にクラブや飲食店などの運営を手がける「オペレーションファクトリー」(本社=大阪府)が「クラブ・ダイニング」を出店。WEST棟には「インフォメーション・バー」を設置し、コンシェルジュによる地元のサブカルチャー情報の提供、新譜の視聴やインターネットの設置などを検討中だという。またWEST棟は「フォトギャラリー・ホテル」としての側面も併せ持ち、同ホテルが主催するコンペで選ばれるとWEST棟の客室全てとロビーに作品を飾ることができる。コンペは年に数回行なう予定。
客室は、EAST棟が川沿いの立地を生かしエグゼクティブクラスのバスルームから那珂川の景色が望め、WEST棟は黒ベースのバスルームにダウンライトを設置し「露天風呂のような雰囲気」を演出。また、それぞれのビジネスシーンに合わせた活用ができるように、チェックイン・チェックアウトの時間も数パターン用意する。
同社の葛和伸隆社長は「ビジネスやラグジュアリーなど各ジャンルのいいところを集めて、使い勝手がいいホテルを作りたいと考えた。ビジネスホテルでありながらデザインホテルのカテゴリーに入るような、20代後半~30代の目線にあった内容になっている」と話している。
同ホテルのロゴはアートディレクターの藤本やすしさんが手がけており、藤本さんをはじめとした各分野のアーティストらとのコラボレーションも企画中という。