プレスリリース

ディープテックVCのUTEC、AIST Solutions認定/九州工業大学発ベンチャーTriOrbに追加出資 - 360°全方向に移動可能な球体駆動技術を開発

リリース発行企業:株式会社東京大学エッジキャピタルパートナーズ

情報提供:




株式会社東京大学エッジキャピタルパートナーズ(本社:東京都文京区、代表取締役社長:郷治 友孝、以下UTEC)は、九州工業大学発のスタートアップである株式会社TriOrb(本社:北九州市、代表取締役CEO:石田秀一、以下TriOrb)に対し、2024年9月にプレシリーズBラウンドで追加出資を行いました。
TriOrbは、複数の球駆動式全方向移動機構「TriOrb BASE」を組み合わせた協調搬送システムを開発しており、柔軟で拡張性の高い生産ラインの実現を目指しています。

今回のラウンドには、以下の投資家が参加しました。
【新規引受先】
豊田合成、AIST Solutions、三菱UFJキャピタル、国立研究開発法人科学技術振興機構(以下、JST)
【既存引受先】
UTEC、みらい創造機構、DRONE FUND

TriOrbは2023年2月に設立され、AIST Solutionsに認定された九州工業大学発のスタートアップです。同社は独自開発の球体駆動式移動技術「TriOrb BASE」を基盤に、製造業における自動化、省人化、DX推進に取り組んでいます。また、複数台の協調搬送システムにより、柔軟で拡張性の高い生産ラインを実現することを目指しています。

革新的技術「TriOrb BASE」
TriOrbが開発した「TriOrb BASE」は、従来の車輪式やオムニホイール式とは一線を画す、球体を駆動源とする全く新しい移動機構です。この技術により、あらゆる方向へのスムーズな移動と高精度な位置制御が可能となり、製造現場における生産ラインの柔軟性と効率性を飛躍的に向上させます。


石田秀一(TriOrb 代表取締役CEO)
投資先コメント:石田秀一(TriOrb 代表取締役CEO)この度の資金調達により、当社の技術開発および事業展開を一層加速する体制が整いました。
新たに迎えた戦略的パートナーの皆様と共に、球駆動式全方向移動機構「TriOrb BASE」の社会実装をさらに進め、製造現場における革新的な価値創出に向けて大きな一歩を踏み出すことができ
ました。
今後も、変種変量生産や労働力不足、デジタルトランスフォーメーション(DX)推進といった製造業が直面する課題に対し、全方向移動技術を活用した柔軟で拡張性の高い生産ラインの実現に向
け、研究開発を強化してまいります。
パートナー企業の皆様と共に、次世代の製造業を支える技術革新に全力で取り組んでまいります。






坂本 教晃(UTEC 取締役COO パートナー/マネージングディレクター)
投資担当者コメント:坂本 教晃(UTEC 取締役COO パートナー/マネージングディレクター)シリーズAラウンドに引き続き、プレシリーズBラウンドにも参加させていただきました。今回ラウンドには、新規投資家として事業面や研究開発面上、大きなシナジーを生み出していただける投資家が参加し、産学官が連携した強力な布陣となりました。TriOrb社は、球による全方向の移動機構を有するTriOrb Baseに加え、複数台で搬送を行う協調搬送システムを9月にリリースし、今後製造業で求められるフレキシブルな生産や労働人口の減少に伴う省人化等の課題に正面から取り組むロボティクスのスタートアップです。日本国内での導入事例を土台に、世界中の製造業における自動化・省人化を牽引していく存在になることを期待しております。

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