クリエイティブ業界の残業の実態
クリエイティブ業界は、長時間労働が常態化している業界として知られています。dodaが公開した平均残業時間ランキング【91職種別】では、平均残業時間の多い職種 ランキングTOP20で1位となっています。
一般的に、プロジェクトに締め切りがあることや、クライアントに合わせて動く必要があるため、夜遅くまで作業が続くことが多いと言われています。
引用元:平均残業時間ランキング【91職種別】 今の仕事の残業は少ない?多い?
ブランコでも、数年前までは終電までデザインやプロジェクトの調整をするというのが当たり前になっていました。
働き方を見直したきっかけ
ブランコは、「デザインで世界を豊かにする」というビジョンのもと、クリエイティブ領域で事業を展開しています。そのなかで、代表の山田は「優れたクリエイティブをつくるには、自分自身が豊かなことからはじまる」という信念を持っています。
そのため従業員が健康で充実した生活を送ることが個人のアウトプットの質や創造力の向上に直結すると考え、健康的で働きやすい職場環境の整備を積極的に進めてきました。
残業削減により向上したクリエイティブの質と業績
実際に残業削減を進めた結果、従業員の満足度を向上させただけでなく、会社の業績にも大きく影響がありました。グラフにも示されているとおり、月平均残業時間が減少するにつれて売上と従業員定着率が向上しています。
従業員の満足度が向上したことにより従業員定着率が改善され、ワークフローの効率化および従業員のモチベーション向上につながりました。
これにより、一人ひとりのクリエイティビティがさらに引き出され、結果としてプロジェクトの質の向上、コスト削減、そして顧客満足度の向上が実現。これらが相乗効果を生み出し、会社全体の業績が大幅に向上するという好循環が生まれました。
残業削減のための具体的な取り組み
単純に残業を減らすだけでは、プロジェクトの進行が滞り、期日に間に合わなくなるリスクがでてきます。残業を減らしながらも高いクオリティでプロジェクトを進めるために、ブランコではさまざまな取り組みを行っています。
会社の仕組みづくり
- 就業時間を1分でも過ぎたら、社内社外に関わらず連絡は一切禁止
- 残業申請は就業終了の1時間前に行うことを義務付け、計画的な進行を促進
- 月次で残業時間をレビューし、残業が多い従業員には個別で原因究明とプロセスの見直し
- クリエイティビティを要しないルーティンワークの標準化
- デザインプロセスの改善や新しいルールの導入・見直しを定期的に実施
個人の自己管理
- 就業時間内にやるべきことを終わらせるため、高い集中力を保ちながら進める
- クリエイティブワークに時間を確保し、ルーティンワークは効率的に対応とメリハリをつける
- デザインプロセスの改善や新しいルールの導入など、変化に迅速に適応する
- クリティカルシンキングを駆使して問題解決やプロセスの効率化を図る
従業員一人ひとりの高い意識が大切
残業をなくすことは簡単ではありません。単なる時間管理ではなく、会社の仕組みの見直しと従業員一人ひとりの意識の改革が必要です。
「残業が少ない会社」と聞くと、仕事の負担が軽いと誤解されがちですが、実際にはクリエイティブに対して高い意識と集中力を持って取り組んでいます。この姿勢が、結果として個人のクリエイティビティ向上や、質の高いアウトプットにもつながっています。
残業削減を超えて「会社らしさ」をつくる
私たちは残業をなくすことが会社にとって良い結果をもたらすと考えていますが、あくまでもこれが世の中の正義とは考えておりません。
企業ごとに異なる「らしさ」を文化として形づくり、それがブランディングの一部になることが大切です。その「らしさ」があることで、同じ価値観を持つ顧客や従業員が自然と集まり、企業としての深く長い関係性づくりにつながります。
今回のプレスリリースについてのご質問や、ブランディングについてのご相談などございましたら、お気軽にご連絡ください。
ブランコ株式会社感情や体験をデザインするブランディングファームです。東京・福岡を拠点に、企業の成長をブランディングを通して支援しています。
設立日:2006年4月
代表取締役社長:山田 泰弘
本社:福岡県福岡市中央区西中洲12-25 岩崎ビル6階
Webサイト:https://bulan.co/ja
<本件に関するお問い合わせ先>
ブランコ株式会社 広報
連絡先:contact@bulanco.net
問い合わせフォーム:https://bulan.co/ja/contactus