プレスリリース

東京大学医学部発 メディカル睡眠テック企業 ACCELStars、AIを活用したPSG検査の解析受託件数がサービス提供開始から8ヶ月で累積500件を突破

リリース発行企業:株式会社ACCELStars

情報提供:

 東京大学発の睡眠テックスタートアップ、株式会社ACCELStars(本社:福岡県久留米市、代表取締役:宮原禎、以下「ACCELStars」)は、2024年9月よりAIを活用したPSG装置*1の解析受託サービスを開始し、この度、解析件数が500件を超えたことをお知らせします。

 ACCELStarsでは、従来、臨床検査技師が数時間かけていた睡眠の精密検査(PSG検査)の解析をクイックに精度高く実施できるAI *2を開発しました。

 一般的に睡眠時無呼吸症候群等を診断するための精密検査では、患者の入院が必要なPSG検査を行います。医療機関では、入院した患者に対して、全身へのセンサー装着、終夜の監視業務に加えて、測定後に視察による解析業務を行いますが、解析は1回あたり3~4時間を必要とし、臨床検査技師にとっても負担の大きい業務となっています。

 従来の自動解析では十分な精度が出せませんでしたが、AIによる機械学習により、人間による判定と同等の精度が出せるようになりました。このAI活用によって、臨床検査技師の解析業務の効率化支援、患者への診断の早期化を実現することができます。実際に導入施設からは「業務効率が圧倒的に変わった」という高評価をいただいています。


PSGデータ解析画面のイメージ


開発にあたっては、自社の睡眠測定ラボおよび共同研究機関にて、健常者および疾患のある患者のPSGデータを収集し、専門家による解析を行い、アルゴリズム開発のための教師データ作りを行ってまいりました。AIの利用にあたっては、弊社で開発した標準的なAIの利用、または、医療機関の過去の解析結果を学習したオリジナルのAIを開発することが可能で、その場合は、個々の医療機関内で蓄積してきた知見を活かすことができます


推論制度向上の取り組み


AIを活用したPSG検査の解析受託サービスの詳細については下記URLをご確認ください。
https://med.accelstars.com/

*1 PSG検査とは?
各種睡眠障害の診断のために、脳波・眼球運動・筋電・呼吸状態・心電・いびき・体位・体動・動脈血酸素飽和度などの生体活動を、一晩にわたって測定する検査。

*2 AI
睡眠段階、覚醒反応、呼吸イベントを解析可能。睡眠時無呼吸症候群の診断のための指標であるAHIをクイックに出すことができる。

【会社概要】
株式会社ACCELStars(アクセルスターズ) 
代表取締役CEO 宮原 禎
設立日:2020 年 8 月 28日
本社所在地:〒839-0864 福岡県久留米市百年公園1-1
東京オフィス:〒113-0033 東京都文京区本郷7-3-1東京大学アントレプレナープラザ205
HP:https://www.accelstars.com/

宮原 禎(代表取締役 CEO)
リクルートにて事業開発を経験後、複数社の経営経験を経てヘルスデータプラットフォーム社社長に就任。PepUpを立ち上げ、国内最大級のPHRサービスへ成長させる。JMDC統合後はFitbit社との日本独占提携などを指揮。2021年5月より現職。

上田 泰己(創業者 / 取締役 CTO)
2004年、東京大学大学院医学系研究科修了。03年から理化学研究所チームリーダー等を経て13年より東京大学大学院医学系研究科教授。現在、東京大学大学院情報理工学研究科教授等を兼務。専門はシステムズ薬理学・睡眠。

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