プレスリリース

日本画体験空間「野の間(ののま)」福岡・六本松に6月6日(金)オープン

リリース発行企業:合同会社野の画家

情報提供:


福岡の下町、六本松の路地裏のオープンアトリエ、日本画体験空間「野の間」

合同会社野の画家(福岡県福岡市、代表:金石美江)は、2025年6月6日(金)福岡市中央区六本松に、本格的な日本画体験ができるアトリエ「野の間(ののま)」をオープンいたします。

少人数・完全予約制のプライベートな空間で、本物の画材に直に触れながら日本画の作品づくりをお楽しみいただけます。ご予約・お問い合わせは公式HPより受け付けております。
公式HP:https://nonoma.net/

日本画体験空間「野の間」について

あらためて「日本画」とは
日本画は、世界のアートシーンにおいても稀に見る長い歴史を持ち、古代から引き継がれてきた伝統画材と技法を現代にまで継承した、世界に誇れる文化の一つ日本画は地域ごとの特色を生かして、それぞれの地域で花ひらいてきました。
日本画の画材や道具である和紙、岩絵具、膠(にかわ)、筆、刷毛などは、自然素材から職人の手仕事によって作られ、千年以上にわたり受け継がれてきました。

しかし現代では、日本画そのものが私たちの日常から遠い存在になってしまっていることも、また否めません。

日本画を描くことで、日本文化に出会い直す体験を


「野の間」をはじめた理由 
『このまま日本画離れが進んでいくと、職人の技術継承も難しくなっていき、長い歴史を持つ日本画が現代で途絶えてしまう。日本画の歴史的背景に触れながら、本物の画材や道具を用いて、四季折々の自然や地域の名所を描くという体験を身近に気軽に行える場を作りたい。』

そんな思いから、六本松に拠点を構える日本画家 立木美江が立ち上げたのが、日本画体験空間「野の間」です。千利休の茶室にならい、6畳の空間を日本画体験のための場所としてしつらえています。

日本画を描くという体験を通して
・日本画が私たちの今の暮らしにどうに息づいているか
・自然素材から作られた伝統画材の美しさ
・日本に暮らす人々に根付く美の感覚 
などを、お伝えしていきたいと考えています。


日本画を描く画材や道具


運営者プロフィール 


立木 美江(たちき よしえ)
https://tachiki-yoshie.com/

日本画家、日本美術の研究者、社会起業家
九州産業大学大学院 芸術学部東洋美術史専攻 博士号取得(美術博士)、日本美術院 院友 / 美術史学会 / 九州藝術学会所属
合同会社野の画家 代表

伝統画材や日本画の歴史を研究し、画家としては野に自生する草花や枯葉の姿を描く。第1回『デアルテ』論文奨励賞 [九州藝術学会学術論文学会賞]受賞。ふくおかフィナンシャルグループ2023年カレンダーに採用されたほか、福岡三越、松坂屋上野店、山形屋鹿児島本店での個展実績あり。
社会起業家として「福岡よかとこビジネスプランコンテスト」令和5年度大賞受賞。





プランと特長

「野の間」3つの特徴
1.日本画家監修、本物の画材に触れる本質的な学びを得るワークショップ
日本画家である立木美江の描く美しい図案をもとに、岩絵具、膠、絵筆といった本物の日本画材を使って絵を描き上げていくワークショップです。出来上がった絵は当日お持ち帰りいただけます。

2.天然素材に囲まれたプライベート空間で日本画を描く没入体験
博多駅、福岡空港からもアクセスの良い六本松駅近くの、閑静なエリアにある「野の間」。完全予約制・最大3名のプライベートな空間で日本画を描くという体験は、瞑想にも似た、時間を忘れるひとときです。

3.街のいとなみも季節の移ろいも、ゆっくりと味わう滞在型プログラム
出来上がりサイズや所要時間に応じて選べる、複数のコースをご用意しています。ワークショップ後または休憩時間に、古民家を利用した小さなお店が点在する六本松1丁目の街歩きをお楽しみいただけます。


アジア最大級のデジタルノマド向けプログラム「Colive Fukuoka」に体験コンテンツを提供した時の様子

プラン
よもぎコース(40分)
料金:4,400円(税込)/6cm×9cm 豆色紙/お茶・お菓子付き

つゆくさコース(90分)
料金:8,800円(税込)/12cm×13.5cm ミニ色紙/お茶・お菓子付き

ひなげしコース(120分)
料金:13,200円(税込)/24.2cm×27.2cm 色紙/お茶・お菓子付き

その他、食事付き「やまざくらコース」もご用意しております。

好きな図案、好きな色を選んで彩色する(色紙サイズはよもぎコース)


予約方法
ご予約・お問い合わせは公式HPより受け付けております。
公式HP:https://nonoma.net/

所在地:福岡県福岡市中央区六本松1丁目10-36
営業日:毎週金曜日・日曜日 12:00~21:00(完全予約制)
定員:各回最大3名(4名以上をご希望の方は、お問い合わせよりご相談ください)


日本画体験空間「野の間」外観


壁一面にディスプレイされた岩絵具


静かな空間で日本画を描く体験を

こんな方におすすめ ~日本画がはじめての方へ
・福岡にお住まいの方
知っているようで知らなかった、福岡の魅力を再発見できます。ご友人同士やご家族でのご予約がおすすめです。

・福岡へご旅行される方
名所観光やグルメ以外の新たなアクティビティとして、また大濠公園・六本松エリアの散策もお楽しみいただけます。

・歴史やアートが好きな方
自分の手を動かす日本画体験を通して、日本文化への理解を深めることができます。日本ならではの色彩の豊かさ、自然を見つめる目に触れ、知的好奇心が刺激されます。

・日本ならではの体験がしたいと考える海外旅行者の方
アートを通して、日本文化を体験し日本の美意識を理解していただけます。日本画の文化的背景や日本画体験プログラムの説明は英語対応をしております。

「野の間」での体験の様子


本事業への思い

日本美術へのあこがれを育むために
学生時代から20年以上通っていた画材屋さんの一つが、コロナ禍のなか店を締められました。例えば、一つの岩絵具屋さんが無くなることは、その方が作られていた色味そのものが永遠に失われることを意味します。「30年後には日本画を描けなくなるかもしれない」強い危機感を覚えた出来事でした。

私自身は、様々な方との出会いに恵まれ、様々な方に支えられて、日本画家としての道を歩んでまいりました。日本画は、画材や道具を作る職人の方とともに作り上げるものだと強く実感しています。現在の日本画を取り巻く環境は、私個人の心配事という域を超えた、構造の問題ではないかと考えるに至りました。

日本画は地域ごとの特色を生かして、長い年月の中でそれぞれの地域で花ひらいてきました。「日本画」というものがこの先にまた新しい才能と出会い、100年200年その先へと続いてくためにはどうしたらいいのだろうか。画材や道具を作る職人の方々、作家の方々、似たような構造にある産業に身を置く方々など、多くの方に実際に話をうかがっていくなかで、かたち作られたのがこの「野の間」という事業です。

日本画と暮らしの距離を近づけるために
「敷居が高く感じてしまう」「そもそも接点がない」という日本画に触れる機会を、オープンアトリエという形で街にひらいていく。多くの方にとって初めての体験として楽しみながら、画材に触れ、その奥にある日本固有の美意識に触れていく。昨年1年間かけて実施したモニター体験を通して、磨き上げたプログラムに手応えを感じています。

福岡を含む北部九州には、原始的な方法で描かれた壁画が残る装飾古墳の多くが現存するほか、正倉院に収まる日本最古の和紙の一つである筑前和紙といった文化的背景があります。また、日本で一番古い筆である筑紫筆を作る平助筆復古堂、八女和紙や秋月和紙は、今も生きた文化として地域産業を担っています。わたしたちは、日本画のルーツが今なお息づく福岡から日本画の魅力をお伝えする一端を担えたらと考えています。

合同会社野の画家 代表 立木 美江


日本画材料 喜屋(東京)

八女手漉き溝田和紙 (福岡)

筑前秋月 和紙処(福岡)


予約方法

ご予約・お問い合わせは公式HPより受け付けております。
公式HP:https://nonoma.net/

所在地:福岡県福岡市中央区六本松1丁目10-36
営業日:毎週金曜日・日曜日 12:00~21:00(完全予約制)
定員:各回最大3名(4名以上をご希望の方は、お問い合わせよりご相談ください)

【本件に関するお問い合わせ先】
日本画体験空間「野の間」
E-mail:info@nonoma.net
Webサイト:https://nonoma.net
Instagram:@nonogaka
運営:合同会社 野の画家

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