プレスリリース

心ととのう駅―JR九州折尾駅にて香りによる快適性向上プロジェクトを始動~移動の合間に、ひと呼吸。駅の質感を変える香り演出~

リリース発行企業:九州旅客鉄道株式会社

情報提供:


 △旧折尾駅駅舎                △新折尾駅駅舎


“通過点”ではなく、“記憶に残る場所”へ
SOU FRAGRANCE(代表:折井茜)及び九州旅客鉄道株式会社(代表取締役社長執行役員:古宮洋二、以下、JR九州)は、2025年7月25日(金)より折尾駅の駅窓口空間における香り演出の実証実験を開始します。本企画は、駅で過ごすほんの数分間を、香りによって「快適で、心地よい体験」に転換し、利用者にとって駅が今よりも“好きな場所”へ変わる可能性を探るものです。

■ 実証の背景:「駅の質感」を変える、見えないデザイン                                                                  
2021年1月、日本初の立体交差駅として知られるJR折尾駅(北九州市)は、新たな駅舎として生まれ変わりました。かつて複数の路線が交差し、「JR九州管内で最も乗換が難しい」とも言われた駅は、約20年にわたる「折尾地区総合整備事業」によって、空間としての分かりにくさを払拭。駅舎機能の集約や北側駅前広場の整備により、迷路のようだった構造はスッキリとした動線へと再構築され、市民にとってより快適で魅力的な場へと進化を遂げました。
折尾駅の再整備は単なるインフラ更新にとどまらず、大正時代の趣と、現代的で洗練された建築美が共存する“時間の交差点”として、新たな物語を紡ぎ始めています。
SOU FRAGRANCEはそんな駅空間に“視覚・触覚ではない第六の空気”として香りを加えることで、利用者の心理的ストレスを和らげ、記憶に残る好感情を育てることを目指します。
■ コンセプト:「心ととのう駅」
駅で過ごすほんの数分を、ただの“待ち時間”に留めるのではなく、
香りの力で、“快適さ”と“感情”のある体験へと転換できないか。
香りが生み出す、わずか数秒の「体感の記憶」。
それは、駅と人との新しい関係性のはじまりとなる。
■ 香りのコンセプトについて
 今回の香り演出には、駅の歴史的背景と現代性を融合させた香りを採用しています。

香りの名称 :『Awai-折尾ノ香』
「時を巡る旅人の足元に、爽やかな柑橘が弾け、静かな森がささやく。大正から令和へ、折尾の風が語りかける。」木と柑橘の軽やかさと落ち着きをテーマに調香しました。ピンクグレープフルーツのフレッシュさ、ユーカリシトリオドラの爽やかさ、ヒノキの静けさ、フランキンセンスやサンダルウッドの深み、ベンゾインの温かみなど、天然精油100%を使用しています。折尾駅を行き交うすべての方に、ふと立ち止まり、深呼吸したくなるような“ととのいの時間”をお届けします。

ピンクグレープルーツ        ユーカリシトリオドラ     ヒノキ            キンセンス

折尾駅 駅長コメント
“懐かしくて、新しい”折尾駅にふさわしい香り完成しました。
香りのコンセプトは駅社員と共に検討し選びました。
訪れるお客さまに心地よい時間と空間を提供できるよう、社員一同お客さまに寄り添ったご案内を心がけています。
香りは記憶に直結するため、折尾の思い出をお持ち帰りいただければ幸いです。              
折尾駅長 水嶋 法子





■ 香りの演出期間
2025年7月25日(金)~8月24日(日) 予定
■ 今後の展開と募集について
本実証では以下を検証・記録します。
 ・香りによる空間快適性、滞在印象の変化
 ・駅利用者の感情的記憶への影響(アンケート調査予定)
 ・地域素材を用いた空間演出の可能性
 ・香りと駅ブランディングの親和性
実証結果をもとに、他駅・他施設への展開や都市空間での感性価値の創出を目指します。
■ SOU FRAGRANCEについて
代表:折井茜(フレグランスプランナー)
所在地:東京都世田谷区
事業内容:地域素材の精油化・フレグランス開発・記憶と香りをつなぐ体験設計
主な実績:神奈川県内の東証プライム企業とのアドバイザー契約、セレクトショップ香り設計、陶芸作家との共創展示など

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