プレスリリース

最先端のライフサイエンス研究を支える臨床隣接ラボがアジアの玄関口福岡に誕生『エフラボ九大病院』2026 年 1 月 26 日開業

リリース発行企業:福岡地所株式会社

情報提供:

 福岡地所株式会社(本社:福岡市博多区、代表取締役社長:榎本一郎、以下「当社」)が、福岡市東区馬出の国立大学法人九州大学病院(以下「九州大学病院」)敷地内で開発を進めてきた、当社初の賃貸型ウェットラボおよびライフサイエンス企業向け創業支援施設「エフラボ九大病院」(以下「本施設」)は、2026年1月26日(月)に開業セレモニーを実施し、正式に開業しましたのでお知らせします。国立大学病院キャンパス内に民間企業がレンタルラボを開設するのは、国内で初めての取り組みです。
 本施設は、九州大学病院と渡り廊下で連結しており、同病院の臨床機能とシームレスに連携できる点が大きな特徴です。開業時点で50社超が参画する本施設のエコシステムをさらに拡大し、「アジアの玄関口」福岡を起点に、ライフサイエンス分野の研究および産業の発展に貢献してまいります。

(C)撮影/エスエス

■開設の背景
 福岡には、日本有数の医学・薬学系の高等教育機関が集積しており、九州大学を中心に数多くの優秀なスタートアップが生まれてきました。また、福岡県の「福岡バイオコミュニティ」(2021年に国の地域バイオコミュニティ第1号に認定)や福岡市の産学連携交流センターなどにおいて、ライフサイエンス産業の振興に取り組んできた土壌もあります。一方、福岡都市部には、ウェットラボを備えたライフサイエンス特化型施設が限られており、研究開発ステージに応じた環境が十分に整っていないことが、ライフサイエンス企業の成長を妨げる要因のひとつとなっています。
 本施設は、こうした課題の解決を目的として、JR鹿児島本線「吉塚」駅や福岡市地下鉄箱崎線「馬出九大病院前」駅から徒歩圏内で、博多駅・福岡空港・都心部へのアクセスに優れた九州大学病院キャンパス内に開設しました。レンタルラボに加え、当社が2017年から「Fukuoka Growth Next」で培ったスタートアップ支援のノウハウを活かしたライフサイエンス領域のインキュベーション拠点「Fukuoka Innovation Lab.九大病院(以下「FIL.九大病院」)」を設け、新たなオープンイノベーションの創出を目指します。

■本施設について
 本施設は地上6階建てで、1階にインキュベーション施設「FIL.九大病院」を設置します。コワーキングオフィス、シェアオフィス、会議室、イベントスペースに加え、初期投資不要で1ベンチから利用可能なシェアラボを整備します。
 シェアラボは、入居者が低コストで利用できる34種の共通実験機器に加え、実験に必要な内装や備品などの共用設備を備えています。また、資金調達やビジネスマッチングなどについて相談できるパートナー企業との連携機会を提供し、事業成長を支援します。
2~3階には「九州大学病院ARO次世代医療センター」および「九州大学生命科学革新実現化拠点」が入居します。4~6階は最小54平方メートル から最大1フロア1,175平方メートル まで専有可能なレンタルラボおよびオフィスとして整備しており、ライフサイエンス系企業の入居を見込んでいます。

 本施設 フロア図


シェアラボイメージ


FIL.九大病院内イベントスペースイメージ

 本施設は2025年4月、福岡バイオコミュニティ推進会議より、県内のライフサイエンス産業の更なる活性化に向けた「福岡バイオコミュニティ認定インキュベーション施設」の第1号として認定されました。この認定に基づき、シェアラボ内の実験機器整備について福岡県から支援を受けています。

■本施設の特徴
1.ライフサイエンス企業向けのBSL2※1/P2※2レベルの実験が可能なラボ
 ●レンタルラボ仕様
 ・バイオ系の本格的な研究を可能とするBSL2/P2レベル対応
 ・設備バルコニー完備
 ・局所排気装置設置可能
 ・各フロアにシャワー室、製氷機、給排水設備を設置
 ・3層のセキュリティ(本施設エントランス→エレベーターホール→区画出入口)
 ・単相 100V/200V:200VA/平方メートル 、三相 200V:100VA/平方メートル
 ・耐荷重 500kg/平方メートル
 ・天井高 2700mm、OAフロア 300mm(基準区画)



 ●シェアラボ仕様
 ・最短1か月、1ベンチから利用可能なシェア型ウェットラボ
 ・バイオ系の本格的な研究を可能とするBSL2/P2レベル対応
 ・3層のセキュリティ(本施設エントランス→FIL.九大病院出入口→シェアラボ出入口)
 ・初期投資不要
 ・34種の共通実験機器、局所排気装置、製氷機、薬品庫等の設備を完備
 ・実験関連消耗品、個人用防護具等の備品を完備



2.インキュベーション施設「FIL.九大病院」
 本施設は、革新的な先端モダリティ※3の研究を推進し、創業初期の資金調達から臨床開発までを一体的に支えるエコシステムを構築することで、グローバルで戦える創薬プレイヤーの輩出を目指しています。シェアラボ、コワーキングオフィス、シェアオフィス、会議室、イベントスペースなどを備えたインキュベーション施設として、エコシステム内の多様なプレイヤー間のオープンイノベーションを促進し、シード期からの手厚い支援を提供します。



●スタートアップへの支援機能
・実験機器のシェア(シェアラボ)
 シェアラボの入居者はシェアラボ内に設置している34種の機器を利用できます(一部有料を含む)。 また、レンタルラボの入居者は一部の機器を安価に利用できます。
フローサイトメーターアナライザー、セルソーター、蛍光顕微鏡、マルチモードプレート
リーダー、ケミルミ撮影装置、局所排気装置、安全キャビネット、リアルタイムPCR、
-150℃フリーザー、‐80℃フリーザー 等

・パートナー企業、行政、九州大学病院との連携
 福岡県および九州大学病院に加え、民間パートナー企業との連携により、本施設に入居するライフサイエンス企業は、創業初期の研究開発から臨床試験、事業化・市場展開まで、多角的な支援を受けることができます。
 「臨床現場との接続」「行政施策・助成の活用」「資金・人材・販路等の支援」「ビジネスマッチング」「エキスパートへの相談」など、きめ細やかな伴走支援を提供できる環境を整えています。

1. パートナーVC
 創薬分野への出資・支援実績を有し、AMED「創薬ベンチャーエコシステム強化事業」に認定を受けているVCをはじめ、数多くのVCが参画するイベントやメンタリングセッションに参加できます。

2. アドバイザー
 ライフサイエンス領域の様々な専門性を有するアドバイザーへ相談することで、薬事・開発戦略、事業開発、人事戦略などをブラッシュアップできます。

3. 入居・出店(ラボストア および HR コンシェルジュ)
 1階インキュベーション施設「FIL.九大病院」横に開設されるラボストア「SEIKO Store」では研究用消耗品・備品を幅広く揃え、営業中は常時購入が可能です。緊急時対応や少量購入にも対応し、シェアラボやレンタルラボの利便性向上が期待できます。

 また、HRコンシェルジュを設置し、企業や研究者は人材面の相談を無料で行えます。「経営人材の獲得」「専門人材の採用」に関するノウハウ・情報の提供や、人材マッチングなどの支援を受けることができます。

※1 BSL(biosafety level) とは、細菌・ウイルスなどの微生物・病原体等を取り扱う実験室・施設の格付け。世界保健機構(WHO)が制定した実験室バイオセーフティ指針に基づき、各国により微生物・病原体等の危険度に応じて4段階のリスクグループに分類されている。BSL2は、病原性を有するが、重大な災害となる可能性の低い病原体。

※2 P2とは、遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律(カルタヘナ法)に基づく遺伝子組換え実験等について、「研究開発等に係る遺伝子組換え生物等の第二種使用等に当たって執るべき拡散防止措置等を定める省令」に定める拡散防止措置の区分。

※3 先端モダリティとは、医薬品モダリティのうち、2000年代以降に開発された比較的新規の再生医療・遺伝子治療・中分子医薬(核酸医薬・ペプチド医薬)の総称。

■施設概要

■本施設に関するプレスリリース
九州大学発バイオベンチャー 株式会社ガイアバイオメディシン 入居決定のお知らせ
ベンチャーキャピタルなど、計 7 社がパートナーとして参画
福岡地所が初めて手掛けるライフサイエンスラボ『エフラボ九大病院』「福岡バイオコミュニティ認定インキュベーション施設」に認定
福岡地所初のライフサイエンスラボ(仮称)福岡馬出ライフサイエンスラボプロジェクトの概要について

■アクセスマップ








■エフラボ九大病院 開業時のエコシステム図


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