◇お江戸あーとますく
デザインが豊富になった1枚入りのシートマスク。「日本画に描かれるような化粧顔のデザインで訪日旅行者のお土産として人気」と営業推進担当の大谷奈美子さん。価格は1枚300円。
◇エプソム入浴剤
塩のような手触りが特徴の入浴料。海外タレントやセレブから火が付き、今年初めに売れ行きを伸ばした。「今でも入浴剤の上位にランクインするなど高い人気が継続中」。価格は280円。
◇セザンヌ皮脂テカリ防止下地
「朝から夕方まで化粧崩れを防ぐとSNSで人気が広がった」と大谷さん。「世代を問わず売れた」とも。価格は600円。
◇フリクションペン
摩擦熱で消えるボールペン。「日本人のリピーターの方はもちろん、海外では展開していないカラーも多く、お土産として訪日旅行者に好評だった」と大谷さん。各種レフィル=100円~。
◇ジョハンナ・バスフォード「ひみつの花園」
大人向けのぬり絵ブームの火付け役となったイラストレーターのジョハンナ・バスフォードさんの同作。「シリーズ本と色鉛筆やペンも併せて購入される方も多かった」という。価格は1,300円。
◇ボックスアルバム
「スマホで写真が手軽に撮れる今だからこそ、アルバムが見直されている」と大谷さん。開くと写真がレイアウトされ、一枚の台紙になる仕掛けを施したアルバムで、女性を中心に人気を集めたという。メーカーの生産が追い付かず、一時期店頭から欠品が続いたことも。価格は1,480円~。
◇スパイダージェル
1カ月で300本以上売れたスプレータイプのカビ取り剤。「スプレーした瞬間にジェル状に変わり、液だれしない点が人気の秘密では」。価格は2,000円。
◇カラー&ダートコレクター
柄物の衣服と白い衣服を一緒に洗濯しても色移りしないという色移り防止シート。衣類の染料を吸着する仕組みで、衣服と一緒に一枚入れて洗濯するだけという「時短グッズ」。「主婦スタッフも欠かせないと太鼓判」と大谷さん。「リピーターがとても多いアイテム」。価格は480円~。
◇プロおろしV
湾曲の緩急が特徴のおろし金で、おろす際の腕の疲れが軽減されると話題を集めた。1カ月で100個売り上げた人気商品。価格は1,980円。
「働きながら家事をこなす女性が増え、『時短』と『機能性』を合わせた商品なら高額でも売り上げを伸ばしている」と大谷さん。また、外国人観光客の増加による土産需要で「JAPANブランド」、インスタグラムなどのSNSにアップしたくなるフォトジェニックな商品も今年も高い人気を継続したようだ。2017年はどんなヒット商品が生まれるか引き続き注目したい。
取材・文/編集部 秋吉真由美