「We Love天神協議会」は4月10日、社会実験「まちめぐりナビプロジェクト(まちナビ)」の調査結果を発表した。
同実験は通りに名称を付け、土地勘のない来訪者でもストレスなく街を歩けるようにすることで回遊性を高めることを目的としたもの。国土交通省が全国の地域団体などを対象に公募し、九州では天神・大名エリアのほか、佐賀市、阿蘇地域、別府市などで実施された。
同エリアでは、2006年11月末から今年1月にかけて実施し、来街者や地元関係者を対象に、意識面を調査する「アンケート調査」と行動面を調査する「GPS調査」を行った。
調査結果によると、来街者の約8割が、まち歩きが「わかりやすくなる」「ややわかりやすくなる」と回答し、地権者・会員などの地元関係者は「店舗の場所などを説明しやすくなる」「簡単に場所を特定することができ、口コミが広がりやすくなる」と回答した。また、全体の約8割が「まちナビ」の継続に「賛成」という。
同協議会は今後、名称検討やプレート設置などについて、会員や地元住民、福岡市と連携をとりながら、本格実施に向けて継続的に取り組む予定。