建築・インテリア・ファッション・フードなどの「生活デザイン」を中心としたデザインを考えるエキシビション「DESIGNING?~デザインを考える5日間 デザイニング展~」が4月26日より、博多から天神・大名・赤坂・今泉などの福岡中心エリアほか市内の百貨店、インテリアショップ、セレクトショップ、カフェ、ギャラリー、イベントスペースなど約50カ所で開催されている。今年で3回目。
期間中、「一般的に『表層的な美しさ・造形・デコレーションこそがデザイン』と捉えてしまいがちだが、視覚上の造形デザインではなく、本当の『デザイン』とは『モノ』と『人』、『人』と『人』との関係そのものを変えてしまうような状況ではないか?」という、「生活デザイン」に関わる企業・ショップ・デザイナーらの思いを、それぞれのショップやイベント会場、ウェブサイトなどで独自に表現する。
九州地場産業のデザインビジネスの発展や次世代の育成・支援を目的とした九州のデザイン環境「デザインスケープ」の向上を目指し、九州からデザインを世界に発信していこうという思いからも企画された。
4月27日、ホテルイルパラッツォ・クロッシングホール(中央区春吉3)で行われるレセプションパーティーでは、ユナイテッドアローズの和装レーベル「UNITED ARROWS KIMONO」の今夏の着物の先行ファッションショーを開催するほか、STUDIO APARTMENTの森田昌典さんのDJパフォーマンス、東京で活躍するデザイナーやクリエーティブディレクターと福岡のデザイナーによるトークライブなどを行なう。同パーティーのチケットは、「バールカッセス」(中央区天神2、TEL 092-714-0655)で販売中。
また、東京のインテリアブランド「CiBONE、E&Y、Kakitsubata、TIME&STYLE」などの九州未発表のオリジナル商品をBiVi福岡(中央区渡辺通4)1階の特設会場で展示するほか、「福岡発のデザイン」として自然素材とリサイクル可能な素材を使用した「resolver」という「分解して土にかえる」家具も併せて展示する。同会場では、同展の各会場の情報や参加企業のパンフレットなどを配布するインフォメーションセンターも設ける。
昨年好評だったという、誰でも無料で利用可能な自転車レンタルサービス「レンタサイクル」の拠点も、展開エリア内のBiVi福岡、岩田屋新館、冷泉荘、ラシック、ギャラリーエスの5カ所に設ける予定。