クラブ&レストランの「ビルボードライブ福岡」(福岡市中央区天神2)が9月3日、ブルーノート跡にオープンした。
オープニング公演を行ったのは、「音の神様」との異名を持つ、ドナルド・フェイゲン、ウォルター・ベッカーから成るユニット「スティーリー・ダン」。ステージの構成上、わずか165席となったキャパシティーの会場でのライブということで高い関心を集めた今回の公演は、18時30分と21時30分からの2ステージが行われた。
2人がステージに登場すると、満員の会場は拍手と歓声に包まれた。ヒット曲「エイジャ」など計12曲(ファーストステージ)を披露。観客は間近なステージでのライブに大満足の様子で、涙を見せる人や公演終了後はセカンドステージのチケットを求める人の姿も。
公演を見終わった70代の夫婦は「素晴らしかった。ブルーノート時代も通っていたが、無くなって悲しかった。文化だから続いていくべき。福岡でも市民が応援していかなければ」と興奮気味に感想を話した。
同店広報担当の佐々木吾衣さんは「オープンまで突っ走ってきたが、本番はこれから。福岡にも国内外のアーティストが続々と来られるよう、福岡においての音楽シーンの底上げができれば」と話している。
同店では今後、9月6日から公演を控え、「チケットの売れ行きが良く、関心の高さが伺える」(同店)というJOE、Babyface、新人ながら同店のブッキング担当の目に止まったアレクサンダー・ウィズなどの公演を予定している。
佐々木さんは「『We make every guest HAPPY!』を合言葉にアーティストも笑顔、お客様も笑顔にすることができるよう、盛り上げていきたい」と意気込んでいる。