仏壇・墓石などの販売を手がけ、寺社・文化財の施工・修復なども行っている「はせがわ」(福岡市博多区上川端町9)は11月1日、福岡市博多区上川端商店街に福岡本店をオープンした。
同店は、福岡西方沖地震の被災により取り壊された旧店舗跡地に新築された「はせがわビル(地上8階)」の1~3階を本店としたもの。店舗ファザードは、アートディレクター勝井三雄さんが「敦煌」楡林窟大模写会絵をモチーフとしてデザインし、店内装のデザインなども手掛け、はせがわ工芸謹製創作仏壇(販売価格6,000万円)などの有名伝統工芸作家による工芸品の展示もされている。
同店3階の展示場では、愛・地球博に出展した「プラチナの茶室」を展示。壁や天井などの面材にアルミ板を使用し、箔押しという伝統技術の融合を図った空間を演出、約1万枚のプラチナ箔を使用しているという。
同社の長谷川裕一社長は「今まではお仏壇の世界は暗いイメージだったが、やっとお仏壇は美術品で、明るく美しいということを表現できた」と話している。
売り場面積は、1階=91坪、2階=85坪、3階=84坪で、営業時間は10時~18時30分。