メディアボックス(福岡市中央区天神4)は12月10日、地元情報発信型フリーマガジン「るるぶFREE 福岡」を創刊する。
「るるぶFREE」は、有料観光情報誌「るるぶ」を手がけるJTBパブリッシング(東京都新宿区)が年間誌「るるぶ」を、より地元密着型で新鮮な情報を発信するために各地域の企業に委託して運営しているホテル利用客専用のフリーマガジン。
九州ではすでに長崎、熊本、鹿児島、宮崎の「るるぶFREE」があったが、福岡での創刊が遅れた理由について、メディアボックスの森松悦子社長は「福岡はフリーペーパーがたくさんあり、ビジネスとしてやっていけるかどうか入念にマーケティングする必要があった。また、年間誌のるるぶと異なり季刊誌のため、行事や祭事などの細かい情報を掲載でき、ホテル業界からも1泊朝食付きの客が増えたため食事の相談をされることが多いという声があり創刊に至った」と話す。
取材から編集まで同社が手がける。年4回発行で、第2号となる春号は来年3月10日の発行を予定。福岡市内24カ所のシティホテルに設置する。発行部数は11万部。