ロフト(東京都渋谷区)は12月12日、九州1号店「天神ロフト」(福岡市中央区渡辺通4)が11月15日のオープンから1カ月間の売り上げが、目標比約160%の約6億円を達成する見込みだと発表した。
来館者数は、オープン日の開店時(10時)には350人と伸び悩んだが、夕方には仕事帰りの人でにぎわいを見せ、1カ月間の来館者数は65万人を達成する勢いだという。市内・県内のほか、九州全域からの来館者も多く、週末の来館者数は3万人を越え、入館制限の列ができるなどオープンして1カ月となる現在も注目度は衰えていない様子。
同社は「(利用客層について)メーンターゲットである20~30歳のシングル女性にとどまらず、ファミリーからビジネスマンまで年齢層が幅広い」と分析。新規導入の同館5階「ロフトキッズ」ではギフト需要が高く、高単価の商品の売れ行きが好調。7階・文具フロアでは九州初の商品「ほぼ日手帳」をはじめ、輸入ダイアリーなどが並ぶ手帳売り場に人気が集中しているという。新規導入や拡充した売り場展開を意識した点が生んだ結果だとしている。
現在、クリスマス用品で埋め尽くされたシーズンプロモーション用のスペース、1階の「ロフトマーケット」はクリスマスシーズン終了後、「はつはるや」と題し、新春に向けての「和雑貨」などを集めた商品展開を行うという。
クリスマス直前の12月21日~24日は営業時間を1時間延長し、さらなる売り上げ増を狙う考え。