![アクロス福岡で西島伊三雄さん童画展「昭和『あの頃』」が開催](https://images.keizai.biz/tenjin_keizai/headline/1213261065_photo.jpg)
アクロス福岡(福岡市中央区天神1)2階の交流ギャラリーで6月10日より、2001年に亡くなった福岡出身のグラフィックデザイナー・童画家の西島伊三雄さん童画展「昭和『あの頃』」が開催されている。
西島さんは、柔らかいタッチで博多祇園山笠や子どもが遊ぶ姿などを描いた作品で知られ、全国に幅広い年齢層のファンを持つ。同展の開催には「現代が無くしつつある、昭和の時代の人情や優しさをもう一度、思い起こさせたい」(西島さんの長男・雅幸さん)との願いが込められている。
会場では、日本の四季を描いた作品や「北原白秋うた絵本」の原画、俳句雑誌「ばあこうど」とのコラボ作品、博多の祭りを描いた作品など約80点を展示している。誰もが経験してきたような昔懐かしい日常のシーンが描かれた作品に「昔を思い出す」と当時を懐かしむ来場者の姿も。雅幸さんは「父は童謡を聴きながら作品を描いていた。泣きながら描いているときもあり、当時を思い出しながら描いていたのでは」と明かした。
さらに「亡くなる直前に父が明かしたここだけの秘密。作品に登場する、赤い帽子をかぶってカッコつけて遊んでいる子どもは自分(伊三雄さん)と話していた。いろんなところに登場している。探してみて」と来場者に呼びかけていた。
会場では、扇子やタオルなどのオリジナルグッズの販売も行う。営業時間は10時~18時(最終日は16時まで)。入場無料。6月16日まで。
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