大丸・福岡天神店（福岡市中央区天神1）で6月16日、同社が取り組む「食育」提案の一環で、同館スタッフが2カ月に渡って受講してきた食育インストラクター養成講座試験に合格したスタッフの認定式が行われた。

　同社は2005年6月の「食育基本法」制定後、2006年6月より「食育」をテーマに「食育フェア」「食育レシピ」などの提案を行ってきた。売り場には1人の食育インストラクターを配置していたが、2カ月前から他のスタッフも、日本食品食育推進協会認定の食育インストラクター養成講座の受講を開始。今回、受講者全員が試験に合格し、同館食品フロアに食育についての専門知識を持った41人の食育インストラクターが誕生した。

　同社の森川社長は「お客様が求める食への関心は日々、高まっている。接客の中で、お客様にしっかりした情報を提供することが重要」と41人へ期待を寄せる。この41人に続き、今後約50人のスタッフも同講座を受講予定。

　同本館地下2階菓子売り場スタッフの延岡且子さんは「今までも食品に関わる者として、『食育』という言葉への意識は持っていたが、何となくの知識から、食品の食べ方、選び方が具体的に理解でき、意識が変わった」と話す。

　同館では地下2階で6月11日より、「地産地消」「米粉を使った商品」をテーマに「夏の食育フェア」を開催している。同19日・21日・22日にはエルガーラ・パサージュ広場で「食育ゲーム」などのイベントも実施。同フェアは6月24日まで。

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