大名エリア12本の通りの名称、決まる-回遊性向上を目的に

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 福岡市中央区は6月5日、福岡市中央区大名地区の通りに新たに名付けられた名称を発表した。

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 同区は昨年度から、通りの名称を検討するため地域住民や企業とワークショップを2回開催した。ワークショップで作られた原案を地元住民に示してアンケートを行い、天神西通り・大正通り・国体道路・明治通りに囲まれた街区内の12本あるすべての通りの名称を決めた。天神エリアの街づくり組織「We Love 天神協議会」も同年度、天神・大名地区に通りに名称を付け、来街者の回遊性を高める「まちめぐりナビプロジェクト(まちナビ)」の社会実験を行っている。

 12本の通りの名称の中には、1964年に同街区が大名1・2丁目になる前の町名だったものを使用している「雁林町(がんりんのちょう)通り」「養巴町(ようはのちょう)通り」「林毛町(りんもうちょう)通り」や、福岡城の堀であったところから「大名おほり通り」という歴史にちなんだ名称から、大名小学校(中央区大名2)のシンボルになっている「エノキ」の木にちなんだ「大名小前えのき通り」などもあり、いずれもその地区に関わりのある名称となっている。

 新しく「紺屋町小路」とつけられた通り沿いでスイーツ店「CORNE」を営む篠崎弘貴さんは「週末は迷って通り(紺屋町小路)に入ってくる県外からの観光客から、目的地へどう行けば良いかを尋ねられることが多い。通りに名称がつくことで回遊性が高まり、地域として来街者をおもてなしできるのでは」と期待を寄せる。

歩行者を中心とした街づくり-九大院生、天神地区がモデルの論文発表 (天神経済新聞)「まちナビ」調査結果-来街者8割「まち歩きがわかりやすくなる」 (天神経済新聞)天神・大名地区の通りに仮称-パークサイドストリートほか(天神経済新聞)天神・大名地区の「通り」に名称-回遊性向上を目指す (天神経済新聞)

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