福岡県糟屋郡出身のプロレスラー、筑前りょう太さんが今年2月に立ち上げた「まちおこしプロレス団体『NPO法人九州プロレス』」の旗揚げ戦「筋肉山笠」が7月6日、西鉄ホール(福岡市中央区天神2)で行われる。
同法人は筑前さんが「戦後の日本を元気にしたプロレスで九州を元気にしたい」と設立。昨年10月に福岡県のNPO認証を受け、筑前さんを筆頭に九州出身の阿蘇山(熊本県出身)、磁雷矢(ジライヤ・福岡市出身)、田中純二さん(前原市出身)など8人で活動を開始した。
1週間後に迫った旗揚げ戦には、所属メンバーのほか関東からも選手が駆けつけ、計15人のレスラーが登場予定。対戦カードは、「筋肉山笠~九州VS千葉 タッグマッチ60分1本勝負」と題した「筑前りょう太&めんたい☆キッドVS火野裕士&旭志織(KAIENTAI-DOJO)」、「山VS自然災害 タッグマッチ30分1本勝負」と題した「阿蘇山&桜島VS台風3号&台風4号」など5試合。「九州の名前を背負うには、心の底からわくわくドキドキできるものを用意したい」と筑前さん。
今年2月に行われた法人立ち上げの記者発表時に、「はてなマーク」のコスチュームを着用し、キャラクター考案中としていた選手は、九州地場企業の菓子メーカーとのタイアップが決まり、博多では有名なキャラクターに扮してデビューを飾るという。
「同じ雰囲気の行き慣れた会場では、非日常の良さが出にくい」(筑前さん)との理由から、福岡の常設会場設営に関しては現在検討中という。エンターテインメント性については、「劇団四季の『ライオンキング』なども観劇するなど、異業種で勉強している」(同)とも。
今後は、九州でのプロレス文化浸透のため、「敬老の日」に60歳以上のみが入場できるイベント「R60」など、さまざまなイベントを開催していきたいという。
筑前さんは「プロレスは、スポーツにもエンタメにもカテゴリー分けが可能。だから逃げることもできる。プロのエンターテインメントとして1人でも多くの方を笑顔にしていければ」と、間近に迫る旗揚げ戦に向けて意気込みを語る。
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