警固に8月1日、レンタル・企画ギャラリー「gallery LUMO（ギャラリー ルーモ）」がオープンした。運営するのは、イラストレーターの渕上幸治さんとグラフィックデザイナーでバック作家の藤本愛さんの2人。

　同ギャラリーは、大学時代の同級生という2人の「自身の刺激にもなるような、アーティストが集まる場所を作りたい」との思いと、ギャラリー開設前に同スペースをデザイン事務所として使用していた2人の知人の「福岡のデザイン業界で働くデザイナーらが仕事を離れた立場で作る個人の作品を発表する場を作りたい」との意思が合致し、ギャラリー開設が実現した。

　店舗面積は40平方メートル。「どんな作品にも対応できるように」（藤本さん）としながらも建物の古さを生かした木目調の温かみのある内装にしたという。ギャラリー名の「LUMO（ルーモ）」とはラテン語が起源と言われる世界共通語・エスペラント語で「光」「光を当てる」の意味。「ここに集まる人、作品に光を当てる存在になりたい」（藤本さん）と名付けた。

　「『自己満足ではない、人とコミュニケーションがとれる作品』を紹介したい」（藤本さん）とギャラリーのメーンテーマは「開かれたデザイン」。「参加アーティストの好きなこと、得意なことを仕事につなげていきたい。（イラストレーターである）自身も刺激を受けるような、互いに高め合える関係作りができる場になれば」（渕上さん）と話す。

　1作家による個展のほか、現役のデザイナーを集めた企画展などを予定しているという。レンタル料金は1会期（6日間）で90,000円（学生は20％割り引き）。営業時間は12時～20時。月曜休廊。

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