「アジアフォーカス福岡国際映画祭」動員約2万人に-昨年比20%増

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 ソラリアシネマ1(福岡市中央区天神2)など天神の3会場で9月12日~21日に行われた「アジアフォーカス・福岡国際映画祭2008」は期間中、昨年より20.5%増となる19,610人を動員したと同実行委員会事務局が発表した。

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 同映画祭は今年で18回目。今年はトルコ映画4本を集めた特集「トルコ・シネマ・ルネッサンス」など、音楽をテーマにした作品を中心にアジア21カ国・地域29作品(協賛企画含む)を上映した。

 入場者数では、1位=「至上の掟」(トルコ・同作のみ1回多く上映)、2位=「パボ」(韓国)、3位=「オーム・シャンティ・オーム」(インド)の結果に。動員数が昨年に比べ20.5%増を記録した要因として、「昨年上映されなかった韓国の長編作品の上映が復活した」(同映画祭広報担当の松尾美紀さん)点を挙げ、根強い韓国映画人気を裏付けた。

 また、今年は9月16日~19日の1回目上映作品の時間帯に行う、無料託児サービスやボランティアの声優がその場で吹き替えるボイスオーバー上映を初めて実施。託児サービスは「安心して預けられると好評で、計4日間で35人の利用があった」(松尾さん)という。子どもも映画を楽しめるようにと始めた吹き替え上映は「子どもはもちろん、高齢者の来場も多かった」(同)とも。両企画は、来年も継続しての実施を検討しているという。

 期間中、上映作品の監督や俳優ら計33人が来福した。松尾さんは「監督らゲストを紹介できるイベントなど、今年以上にアピールできる場を設けていくことが今後の課題」と話す。

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