三越・福岡天神店（福岡市中央区天神2）は11月1日より、歳暮ギフト商戦に突入する。

　同店では10月14日より、すでにインターネットで歳暮の予約を受け付けているが11月1日より、地下2階と8階にギフトコーナーを設け本格化、早期受け付けを始める。また、昨年より2日早い同14日から、9階の催事場で拡大展開する。

　今年は、福岡店のみで販売する地元・九州の食材がテーマの「九州味紀行」シリーズやメーカーを超えた選択ができる組み合わせギフト、少人数の家族に合わせ、食べ切りサイズに個別梱包した「個包（こづつみ）ギフト」など、「安心・安全を第一に考えた、産地が明確なこだわりの商品」（同店ギフト担当の大久保淳二さん）約2,000品目をそろえる。

　「九州味紀行」シリーズには、沖縄産黒糖を使った「黒糖ドーナツ棒」が人気の「フジバンビ」（熊本市）の「黒糖ドーナツ棒詰め合わせ」（3,150円）など約10アイテムが初登場。「売り場で『土鍋』の売り上げが伸びている」（大久保さん）ことから今年は「鹿児島郷土料理の老舗「吾愛人（わかな）」の「鹿児島六白黒豚しゃぶ鍋セット」（6,801円）など、鍋セットの品ぞろえも充実させたという。

　また、日本の伝統技術をテーマにした「メイドイン日本」シリーズには「昨年より、原油高騰の影響からか『湯たんぽ』の問い合わせが多かった」（同店広報担当の森山ミキさん）ことを受け、店頭で取り扱いのなかった「湯たんぽ」（9,975円）を「エコにもつながる」（同）と歳暮ギフトに加えた。

　同店では、今年の人気アイテムを1位＝洋菓子、2位＝ハム、3位＝ビールと予想。平均単価は、昨年実績より79円増の約4,200円を見込み、売上目標は前年比約2％増。ピーク予想は12月6日・7日。12月24日まで。