商業施設「VIORO」(福岡市中央区天神2)地下2階入口前の「VIOROストリートミュージアム」で現在行われている草真(そうしん)流いけばな展「後藤覚徹(かくてつ)×晃毅(こうき)展」に、色とりどりに輝く「レインボーローズ」が登場し、買い物客の目を楽しませている。
レインボーローズはオランダの商社で開発されたもので、葉脈を通じて染料を吸わせる技術によって作られる。花言葉は「奇跡」。販売は、オランダからの直輸入のみで、店頭で販売している店舗は少なく、「なかなか見る機会がない珍しい花で、(レインボーローズを使った)作品制作は初めて」(草真流家元の後藤覚徹さん)という。
このバラは、10月より行われている同展の目玉として登場。ショッキングピンク、グリーン、ブルー、オレンジ、イエローなどカラフルで所々グラデーションにも見える花びらを持つ20本のバラに買い物客らはうっとり。このカラフルな「奇跡の花」に思わず足を止め、携帯を取り出し撮影する姿も多く見られた。
「生け花もファッションやメークと同じ。すべての作品は天神に遊びにくる人をイメージした」と後藤さん。会場には、クリスマスをイメージし、ラメスプレーを施したカスミソウなど個性豊かな「草真流」作品約35点が並んでいる。
開催時間は11時~21時。入場無料。11月16日まで。