福岡市赤煉瓦文化館(福岡市中央区天神1)で1月24日、「赤煉瓦文化館と福博のまちづくり」をテーマにした記念シンポジウムが行われる。
同イベントは、同館が今年2月に誕生100年を迎えることを記念して行われている「誕生100年祭」の一環。同記念祭行事に取り組む市民の会、福岡市などの共催になる。
佐賀大学准教授の三島伸雄さんによる「赤煉瓦文化館の100年に寄せて」と題した基調講演やウ・ハさんによるチェロ演奏、建築家・鮎川透さん、KBC九州朝日放送「るり色の砂時計」元ナビゲーターの佐藤はるみさん、建築家・辰野智子さん、写真家・藤本健八さんらによる「歴史的建造物のある風景~変わっていくものと変わらないもの~」をテーマにしたパネルディスカッションを行う。
開催時間は14時~17時。定員は先着50人。参加無料。申し込みは、氏名・住所・連絡先・年齢を明記し、ハガキかメールで受け付ける。問い合わせは市民の会事務局(TEL 090-1198-4118)まで。
同館は、旧日本生命保険九州支店の社屋として1909(明治42)年2月に竣工。東京駅や日本銀行本店などで知られる建築家・辰野金吾さんらが設計を手がけた。地下1階地上2階建て、建築面積は約282平方メートル。1966年までは日本生命社屋として使用後、1969年3月に重要文化財に指定。同年12月に福岡市に譲渡された。1972年から1990年までは「福岡市歴史資料館」として活用された後、1994年2月に「福岡市赤煉瓦文化館」としてオープンした。