エンジョイスペース大名(福岡市中央区大名1)で2月9日より、3人の女性作家による合同展「ART×MART展」が開催されている。
作家は、アフリカが好きでケニアに滞在したこともあり、動物をモチーフにした絵画を制作し、アフリカと動物をテーマにした雑貨店を出身地の熊本県で営む渡辺真希子さん、アパレルショップで働きながらアクセサリー作りに励む福岡県出身・安藤真理子さん、広告デザインという本職の傍ら、オーダーシステムで革小物制作を手がける北九州出身・岩永知恵さん。同展では、「クセのあるかわいさ」をテーマに、3人が思い思いの作品を持ち寄った。
渡辺さんの迫力ある動物を描いた作品をネットで偶然見つけ、感動した岩永さんがメールでアタックしたことが2人の出会い。その後、岩永さんがインターンで通っていた建築の設計事務所で安藤さんと出会い意気投合。作品作りに励んでいるという共通点がきっかけとなり、3人での合同展が実現した。
会場では、3人の個性があふれる作品約150点を展示。渡辺さんがその場でTシャツにペイントを行うほか、週末にはカフェ代わりに来店する客など、会場は3人の笑い声とともに終始アットホームな空気が漂っている。「交通量が多い場所にあるため、いろいろな方との作品を超えた出会いが楽しい」と岩永さん。客との会話も制作のヒントになることがあるという。
渡辺さんのカラフルな動物を描いた作品のほか、手描きイラストの値札が付いたアフリカのビーズを使ったピアス、ポストカードなど販売も行なっている。
営業時間は11時~20時。入場無料。今月15日まで。