日本茶などの販売を行なう「ジェイエス・カノン」（山口県山口市）は3月10日、イムズ（福岡市中央区天神1）地下1階に和カフェ「風香（ふうが）」（TEL 092-712-0310）をオープンした。山口市内の店舗（天神店オープンのため、休業中）に続く出店となる。

　店舗面積は約20坪。席数は21席。内装は木目調の山口店とは異なり、「温かみのある『赤紫』カラーを床に使用し、風と光を感じられる、優しくなれるような店内」（同社の三隅美奈子社長）がテーマ。「和テイストだが、若い客層にも合わせたデザインを施した」（同）という。コアターゲットは、20代後半～50代の女性。

　カフェメニューの「目玉」（同）は、自分で作って食べる国産の本わらび粉100％の「手作り風香外郎（ういろう）」（893円）、「手作り風香最中」（945円）、本わらび餅（850円）など。そのほか、信州生そばを使った「お蕎麦膳」（1,050円～）、せいろ蕎麦（714円）、鶏南蕎麦（714円）なども用意する。

　テークアウト商品では、同店限定の味（梅、抹茶、黒ごま）をそろえたまんじゅう「風香万寿」（5種、各105円）や一口サイズの「一寸（ちょっと）かすてら」（137円）、「風香外郎」（210円）、外郎手作りキット「手作り風香外郎」（1,890円～）や、宇治茶、オーガニックの静岡茶などを販売。客単価は、カフェ＝約800円、店頭販売＝1,300円を見込む。

　三隅社長は「土産ものとしての利用だけでなく、若い方にも気軽に和文化を楽しんでほしい」と話す。

　営業時間は10時～20時。