映画「重力ピエロ」主演・加瀬亮さん、岡田将生さん舞台あいさつ

映画「重力ピエロ」主演の加瀬亮さん(左)と岡田将生さん

映画「重力ピエロ」主演の加瀬亮さん(左)と岡田将生さん

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 都久志会館(福岡市中央区天神4)で5月11日、映画「重力ピエロ」の公開に先駆けて、同作主演の加瀬亮さん、岡田将生さんが舞台あいさつを行った。

客席で記念撮影も

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 原作は、「アヒルと鴨のコインロッカー」などで知られる作家・伊坂幸太郎さんが2003年に発表したベストセラーの同名小説。加瀬さん演じる兄・泉水(いずみ)と岡田さん演じる弟・春と父(小日向文世)と母(鈴木京香)の4人で幸せに暮らす一家だが、市内で発生した連続放火事件の謎を追ううち、24年前の家族の過去が明らかになっていく…。

 会場に集まったファンの歓声に迎えられ、2人はステージに登場。歓声の大きさに戸惑いながらも手を振って声援に応える2人。「原作は読んでいなかったが、森淳一監督の作品は見ていた。一緒にやりたいと思っていた監督だったので(出演のオファーを受けた時は)うれしかった」と加瀬さん。一方、すでに原作を読んでいたという岡田さんは「引き込まれるストーリー展開。(映画化は)こりゃ無理だろうと思った(笑)」という。

 実年齢は16歳の差がありながらも見事、兄弟を演じ切った2人。加瀬さんは「(岡田さんの)弟ぶりが素晴らしかった。悩みながら、手探りの純粋さ、初々しさが毎回刺激になった」とべた褒め。「頼れる兄でした」と岡田さん。「付いていきたいけど、突き放されるので(笑)」と会場をわかせる場面も。

 家族をテーマにした同作。司会者から飛び出した「母の日」についての質問に対し、岡田さんは「仕事が忙しく、当日は帰りが遅かった。次の日の朝、福岡へ向かうときに母から『昨日は母の日だったのに何もくれなかった』と怒られながら家を出てきました(笑)」と明かした。

「また見たくなる映画」と2人。加瀬さんは「分かりやすくて、面白くてめちゃくちゃな作品。とらえ方はさまざま。良いように心に届くことを願っています」と締めくくり、会場を後にした。

 同作は5月23日、KBCシネマほかで公開。

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