映画「守護天使」の公開に先駆けて5月26日、監督を務めた佐藤祐市さん、主演のカンニング竹山さんが来福、会見を行った。
鬼嫁から毎日500円の小遣いをもらうのがやっとの薄給サラリーマン・須賀啓一(カンニング竹山さん)。通勤途中で出会った天使のような心優しい女子高生・涼子(忽那汐里さん)に心を奪われるが、ある日、涼子がインターネット犯罪に巻き込まれようとしていることを知り、友人の村岡(佐々木蔵之介さん)、引きこもりの大和(與真司郎さん)らを引き連れ、勝手に彼女を守る決意をする。
同作が初の主演映画となる竹山さんは「主演のオファーを受けたときはドッキリかと。撮影中はとにかく、他の役者さんに迷惑をかけないように心がけた。映画とバラエティーの作り方の違いにとまどったが、自分なりに納得できる幸せな映画に仕上がったのでは」と満足げな様子。
「映画初主演の竹山さんが少しでもいい環境で撮影に臨めるようにと、寺島しのぶさんや大杉漣さんをはじめ、脇役も実力派で固めた」と佐藤監督。「でも、竹山さんが大物の役者ばかりで緊張しすぎることを防ぐため、バナナマンの日村さんもキャスティングした(笑)」(同)とキャスティング秘話を明かし、笑いを誘った。
「さえない男たちが一つのことに一生懸命に走る姿を見て、変な奴らだけどなんかかわいいな、と思ってもらえれば」(佐藤監督)。「嫁に見せたら感動してエンディングで涙を流してくれて、やって良かったなと思った」(竹山さん)。
同作品は6月20日、ソラリアシネマほかで公開。