三越福岡店(福岡市中央区天神2)で6月2日、片岡鶴太郎さんの個展「片岡鶴太郎展’09 墨戯彩花」が始まった。
同店での開催は10年ぶり。同展のタイトル「墨戯彩花(ぼくぎさいか)」とは「絵を描くことは孤独だが、椿(同展のメーン作品)と2人でいると潤いが生まれる」ことを表現した片岡さんの造語。
会場には、片岡さんが毎年欠かさず描いているという「七福神」「さんま」「さば」をモチーフにした作品や、テレビ番組で猫好きな役を演じたことをきっかけに好きになったという「子猫」をモチーフにした作品、花に興味のなかった片岡さんを魅了し、絵を描き始めるきっかけを作ったという「椿」を描いた新作など約100点を展示している。
絵画作品のほか、着物の染め付け、伊万里焼きなど、多才ぶりを発揮する作品も展示。開催初日の2日・3日にはサイン会も実施し、来場者の声援に笑顔で応えていた。片岡さんは「10年ぶりなので、自身の原点となる原画を見てほしい」と話す。
営業時間は10時~20時(最終日は17時閉館)。入場料は、一般=500円、高校生以下無料。今月7日まで。