福岡都市圏の店を紹介するグルメ雑誌「ソワニエ」が5月20日、創刊した。発行は「エフエム福岡メディアント」(福岡市中央区清川1)。
グルメ雑誌「epi」の創刊から編集を手がけた弓削聞平さんが同誌の編集長を務める。「福岡は『食』を大きな魅力とする街にもかかわらず、昨年5月、epiが隔月刊の雑誌ではなくなり、専門媒体が一つもない状態になった」と弓削さん。「まだまだ知ってほしい店や企業も多く、福岡の食シーンの活発化につなげたい」と企画したという。「ソワニエ」はフランス語で「上客」の意味。「店に大切にされる、望まれる客が増えればいい街になる」と名付けた。
創刊号では、「初心者からソワニエをめざす10カ条」をはじめ、「国産ワインの実力」「安くて美味なコスパレストラン」などのテーマを設け、店の紹介だけでなく、食に関する雑学コラムやレシピなどニュース性を持たせた誌面を展開している。
弓削さんは「週刊誌のように、そのとき編集部が見つけた店やイベント、人、ムーブメントなどを紹介していきたい」と意欲をみせる。
価格は480円。初版は5万部で隔月発行。県内外書店、コンビニエンスストアなどで販売している。