福岡の各所で無料授業を行う「福岡テンジン大学」が9月23日、開校する。
2006年に開校した東京都渋谷区拠点の「シブヤ大学」をはじめ、「京都カラスマ大学」「大ナゴヤ大学」などの姉妹校で、福岡市とNPO法人グリーンバード福岡チームの共働事業により設立された。
人とのつながりを目的にさまざまなジャンルの講師を招き、毎月第4土曜に市内を中心に参加型の授業を行う。入学費や授業料は原則無料で誰でも自由に参加できる。「福岡の歴史や福岡で活躍しているクリエーターや経営者による授業などを予定している」と学長の岩永真一さん。
開校式に先立ち8月28日、イムズ(福岡市中央区天神1)でオープンキャンパスを開催。校訓を考える「みんなでつくる学生証~福岡テンジン大学の校訓をつくろう~」、プロカメラマンを講師に招いた「天神で見つけたシャッターチャンス~写真から見る街の景色~」などのプレ授業を予定する。申し込みはホームページで受け付ける。締め切りは8月18日。
「人と人がつながるリアルなコミュニケーションを活性化させ、福岡の街から行動を起こすプロデューサーを生み出したい」と岩永さん。「活動を通して、福岡を皆の愛着が沸く『自分の街』にできれば」と話す。