9月17日に開幕した「アジアフォーカス・福岡国際映画祭2010」で、市民が選ぶ「福岡観客賞」をタジキスタン映画「トゥルー・ヌーン」が受賞した。
アジア映画の発展を目的に2006年に創設された同賞。対象作品はアジア18カ国・地域の公式招待作品の21作品。初回上映時に5段階評価の観客投票を実施し、平均点が最も高かった作品に贈る。
今年は、平和な村に出現した国境に困惑する村人の姿を描いたタジキスタン映画「トゥルー・ヌーン」(2009年)が受賞した。「最初、日本での上映はどんな風に受け止められるか心配だった」とノシール・サイードフ監督。「日本の皆さんに受け入れられてうれしい」と喜びを語った。
同作は今月25日、エルガーラホール(福岡市中央区天神1)で行われる日本語字幕付き、副音声付きのバリアフリー上映会で上映される。同映画祭は今月26日まで。