大丸・福岡天神店(福岡市中央区天神1)と福岡パルコ(天神2)が4月19日、接客の腕を競う「合同ロールプレーイングコンテスト」を実施した。
両店は今年1月に展開した「母と娘」がテーマの共同販促キャンペーンなど、JR博多シティの開業に向けた対抗策を打ち出してきた。今回は両店の顧客サービスの向上を図ろうと、合同の接客コンテストを初めて実施。大丸11店、パルコ8店の計19店から、自薦・他薦で選ばれ、予選会を勝ち抜いた19人の販売員が出場した。
出場者は、客役に対して接客を6分間行う。審査員は笑顔、気配り、会話、商品の提案など18項目を5段階で評価。タレントの今村敦子さん、早川和美さんなど9人が審査員を務めた。出場者は緊張も見られたが、日々磨いたそれぞれの接客術を披露。審査員の笑いを誘う場面も見られ、それぞれの個性で挑んだ。
「垣根を越えて長所、短所を教え合い、共に接客技術を向上し、天神の回遊性を高めていきたい」と博多大丸の原田隆晴社長。「今後も定期的に開催していきたい」という。
コンテストの結果は4月30日に発表。博多大丸で授賞式も予定する。