福岡県立美術館(福岡市中央区天神5、TEL 092-715-3551)で4月27日より、企画展「マリー・アントワネット物語展」が開催される。
18世紀のフランス王妃マリー・アントワネットの一生を、パリ市立カルナヴァレ博物館、ナポレオン財団、フランスの名門貴族が代々受け継いできた家宝など約120点の史料を通じて紹介する巡回展。
当時、ハンカチや香水、菓子など宮廷内でマリー・アントワネットのライフスタイルが流行。会場では、扇や時計など彼女が愛用した装飾品のほか、専属スタイリストを抱え毎年170着のドレスをオーダーメードしていたというファッションリーダーでもあることから、当時より続く王室御用達のテーラーPrelle社などの協力で復元したドレス5着の展示も行う。
漫画「ベルサイユのばら」作者・池田理代子さんが音声ガイドのナレーションを務めるほか、描き下ろした原画の展示も予定。
4月28日には、マリー・アントワネットが愛したというバラのコサージュ作りのワークショップ、5月5日には、アンスティチュ・フランセ九州・西洋美術史講師の小柳由紀子さんによる講演「マリー・アントワネット 私は美しいものが好き!王妃と貴婦人たちの美的生活」を開くほか、6月1日にはミュージアムコンサートなどのイベントも予定する。
開館時間は10時~18時(入館は17時30分まで)。月曜休館。入場料は、一般=1,300円(前売り=1,100円)、高大生=1,000円(同=800円)、小中生=600円(同=400円)。6月23日まで。