福岡三越(福岡市中央区天神2)は10月30日、地下2階南側の食品売り場を新装オープンした。
1997年の開業以来最大規模の改装で、「駅ちかマルシェ」と名付けて展開。京都発の青果店「京都八百一」、九州産A4ランク黒毛和牛などをそろえる精肉店「肉処えんや」(10月22日先行オープン)、長浜鮮魚市場より直送の鮮魚店「博多魚辰本店」、グロッサリーショップ「北野エース」、グラスワイン(525円~)をそろえるワインバーを併設した「ワインショップニコラ」、京都の老舗料亭「美濃吉」が手掛ける九州初ブランド「季の菜」の新規6店舗に加え、カウンター席を設けたコーヒー専門店「キーコーヒー」、好みの分量をカットして販売するチーズ専門店「欧グルマン」など既存5店舗も移設、拡大オープンした。
働く女性や単身赴任の男性、学生をコアターゲットに据え、「食卓に料理を並べるまでの時間短縮をキーワードに商品を構成した」と同社広報担当の森山ミキさん。「京都八百一」内には九州初展開となる、蒸した野菜など下ごしらえを施した半調理品をそろえる「クック1/2」、「えんや」では鍋に移して火にかけるだけ・焼くだけなどの商品を重点的に用意。「駅地下ならではの品ぞろえを考慮した」という。
各店舗での支払いもできるほか、フロア中央には集中レジも新設。「会計時間の短縮も図る」という。
営業時間は10時~20時。