福岡市動物園(福岡市中央区南公園)の2013年度の入園者数が週明けにも90万人を突破する見込みだ。
昨年9月にさまざまな角度から観察できるマレーグマ舎やヒョウ舎などを設けた「アジア熱帯の渓谷エリア」が完成し、着々と来園者数を増やしている同園。3月12日時点で88万1200人の年間入園者数を記録し、週明けにも20年ぶりに90万人を突破するという。
「マレーグマやヒョウ、サイチョウ舎などの新エリアの人気が来園者数につながった」と企画運営担当の濱田洋輔さん。新獣舎の人気に加え、園内で展開するさまざまイベントも来園者に好評という。同13日からは飼育員がバックヤードから動物たちを撮影した「バックヤードからの写真展」も開催。体重を計るレッサーパンダやあくびをするゴリラ、唇を突き出すオランウータンなど、動物たちのリラックスした姿を捉えた写真約40点を展示している。開催は今月23日まで。
18日には北九州市の到津の森公園より、昨年5月に生まれたオスライオン「チャチャ丸」が入園。21日より一般公開し、入園を記念して11時より担当飼育員による特別ガイドも予定する。濱田さんは「今後も季節に合わせたイベントなど、楽しい話題を提供したい」と話す。
開園時間は9時~17時。月曜休園。入園料は、大人=400円、高校生=200円、中学生以下無料。