展覧会「~連載15周年突破記念~超!弱虫ペダル展 福岡ステージ」が現在、大丸福岡天神店(福岡市中央区天神1)本館8階催場で開催されている。
「弱虫ペダル」は漫画家・渡辺航さんによる漫画で、アニメにゲーム、ガシャポンフィギュアを愛する高校生・小野田坂道が高校の自転車競技部に入部し、ロードレースの楽しさに魅了され、その才能を開花させていく様を描いた作品。2008(平成20)年から「週刊少年チャンピオン」連載中で、コミックスの累計発行部数は3000万部を超えた。同展は連載15周年とシリーズ累計100冊突破を記念した展覧会で、東京、愛知を巡回し、福岡は3会場目となる。
会場では210点を超える原画展示をはじめ、キャラクターの等身大パネルや、名場面・名スポットのジオラマ展示、部室・ロッカールームを再現した展示、ロードバイクのハンドルを持ち作中のキャラクターになりきって撮影ができるフォトスポットなどを設ける。そのほか、原作ファンからのクラウドファンディングの応援により制作されたライバル校のエース・御堂筋翔のフォトスポット「巨大御堂筋くん」も設ける。
グッズコーナーでは、原画展描き下ろしキービジュアルを使った「アクリルスタンド」(各1,650円)をはじめ、「超!弱虫ペダル展図録」(3,900円)、「キャラファインボード」(各3,080円)、「複製原稿」(各2,200円)、「御堂筋君のキモッキモッグミ」(1,620円)、「トレーディングインスタントフォト風カード」(330円)、「ゆらゆらチャーム付き爆走しおり」(各880円)など展覧会オリジナルグッズを販売。グッズ購入には個数制限を設ける。
10日は作者・渡辺さんのトークショーとライブドローイングイベントが開催され、多くのファンが集まった。今回の展覧会について、渡辺さんは「原画は基本的に日の目を見ることがないので、いろいろな会場でファンの方に見てもらえることになってうれしい。ファンの方がいる会場に行ったのは福岡が初めて。ファンの方が作品を見ている姿を見ることができたのがうれしいし、新鮮だった」と話した。「アナログ漫画のペンの熱量みたいなのを見ることができると思うし、感じ取ってもらえたら楽しい時間になると思う。実物を自分の目で見て感じるものが何かあると思うので、それを持って帰ってもらい、記憶に残してもらえれば」と呼びかけた。
開催時間は10時~19時(最終日は17時終了、入場は終了の30分前まで)。入場券は2,000円(グッズ付きは5,000円)。未就学児無料。今月25日まで。