自然派ワインをメーンとしたダイニング「山下ワイン食道」（福岡市中央区春吉2、TEL 092-761-8717）が2月14日オープンした。　店名の「食道」は、「1つの道をきちんとやり遂げようと思い」命名したという。

　店舗面積は約15坪で、テーブル＝4卓（8席）、カウンター席＝8席。店の入口に「ワイン色」ののれんが下がっているのが目印で、ダークブラウンの木目を基調とした店内は「カジュアルすぎず、堅苦しくもない店内」（同店オーナーの山下啓之さん）になっている。

　山下さんは、さまざまな飲食店でホールサービスや調理、店舗立ち上げなどの経験を積んだ後、2005年にフランス北ローヌ地方で葡萄の収穫やワインの醸造などに携わり、翌2006年に再度フランスへ渡り「自然派ワイン」について学んだことをきっかけに飲食店の開業を考えるようになったという。

　ワインは、フランスで自然派ワインを造っている大岡弘武さんの「Le Canon（ル・カノン）」や、自然派ワイン生産者「ダール・エ・リボ」などフランスの自然派造りのワインを中心に取りそろえており、グラス（＝800円～）、ボトル（3,500円～）で提供している。フードは、「スペイン産の生ハム盛合せ」（1,600円）、オニオングラタンスープ（700円）、豚肩ロースのマスタードパン粉焼き（1,000円）などで、今後は「きちんと食事ができるようなメニューも増やしていきたい」（山下さん）という。

　ターゲットは30代以上の「ワイン好き」な男女で、想定客単価は4,000円。営業時間は18時～翌3時。