全セリフ博多弁の東京の人気劇団「桟敷童子」、福岡初公演へ

「劇団桟敷童子」主宰の東憲司さん(=写真)

「劇団桟敷童子」主宰の東憲司さん(=写真)

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 東京ではチケット入手困難といわれる劇団の1つという「劇団桟敷童子」の作・演出・主宰の東憲司さんが9月18日、西鉄ホール(福岡市中央区天神2)で行う2008年1月の公演「泥花…明日ニ、咲ケ!」のプロモーションのため来福、記者会見を行った。

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 同劇団は、日本に古くから伝わる子どもや純粋な心を持つ大人にしか見えない「ざしきわらし」から命名。何よりも自分たちが純粋な信念で芝居を作り、観客、すべての人々の心に存在したいとの思いから名付けたという。東さんは福岡県出身で、全編、博多弁でストーリーが進み、時にはタイトルに「博多」の文字が入ることもあるという。1999年11月に旗揚げ公演後、東京で公演を行い、福岡での公演は今回が初となる。

 東さんは「久しぶりに会う友人、恩師に見てほしい。福岡から離れてから分かったこともあり、本当に福岡は素敵な街でこの地で生まれたことに誇りを持っている。でもまだ知らないことがたくさんあって日々、勉強です」と福岡公演への思いを語った。

 「アピールしたい部分は?」との問いに、東さんは「大げさな仕掛けが待つ、ラストシーンです」と応え、「客入り、客出しまで全員参加すること。開場時、俳優は舞台衣装でお客様を迎え、閉場時も衣装のまま見送る。始めから最後まで楽しんでほしい」とも。東さんは舞台美術を特に重視しており、同ホール客席の約半分にあたる100~150席をつぶし、同ホールの約半分を舞台とするステージ構成を行う予定だという。

 同作品は、昭和30年代の筑豊地方を舞台に、炭鉱での事故によって炭鉱主の3姉弟に降りかかる運命を軸に命の大切さ、家族の絆を描く。

 チケット料金は、前売り=3,500円、当日=3,800円(入場整理番号付き自由席)。発売は10月27日から。

劇団桟敷童子西鉄ホール

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