劇団四季「ライオンキング」主演俳優らが見どころアピール

シンバ役の田中彰孝さん(写真左)、ナラ役の熊本亜記さん(同右)

シンバ役の田中彰孝さん(写真左)、ナラ役の熊本亜記さん(同右)

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 劇団四季は11月20日、福岡シティ劇場(福岡市博多区住吉1)で来年1月6日に開幕するミュージカル「ライオンキング」のメーンキャストが出席して会見を行った。

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 会見にはシンバ役の田中彰孝さん、ナラ役の熊本亜記さんが出席。同劇場ロビーには、公演中の新たな写真撮影スポットとなる「プライドロック」をアレンジした舞台セットが登場。そのセットの前で、意気込みを語った。

 2人とも福岡出身ということもあり、地元・福岡公演を楽しみにしている様子。田中さんは「中学生時代に『オペラ座の怪人』など四季の作品を見て感動した。高校3年生の進路を決めるときに舞台俳優への道を歩き出した。地元の友人らも見に来るので楽しみ。頑張りたいです」と話し、熊本さんは「1回1回、楽しみながら舞台を踏んでいきたい。地元なのでとても楽しみにしています」とあいさつ。「見所は?」との質問に「公演する各地の方言で話す、ミーアキャットの『ティモン』、イボイノシシの『プンバァ』が話す博多弁。親近感を持って楽しめるのでは」(田中さん)と応えた。

 役作りについて、「マスクと自分の目が一緒の方向に向いてないといけない。難しいが、その4つの目すべてを生かせるように心がけている」と熊本さん。田中さんは「シンバは衣装が体そのものなので鍛えている。骨の付き方から研究した」という。実際に、2人とも動物園に出向いてライオンの動きを1日中観察していたというエピソードも明らかにした。

 「(地元の公演ということで)昔、期待感をふくらませながら、この劇場入口から客席へ向かうエスカレーターを上っていたのが懐かしい。この作品は客席通路も使用する参加型。作品のテーマの1つに『家族の愛』がある。この作品から親子の会話が弾んでくれれば嬉しい」(田中さん)。「私も両親に感謝している。支えてくれている周囲の人に感謝しながら、演じたい」(熊本さん)と意気込みを見せた。

 同作品は、福岡では2001年に初演。2年間で700回の公演回数を記録した。料金はS席=11,550円、A席=9,450円、B席=6,300円、C席=3,150円。チケットは劇場窓口ほかで販売中。

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