岩田屋本店(福岡市中央区天神2)は12月11日、2007年冬のボーナス商戦の販売動向を発表した。
同社が発表した個人消費の動向は「慎重な消費」だが、同社の現場では贈答品や法人ギフトなどが伸び悩む一方で、時計や宝飾品、紳士雑貨、婦人雑貨など「自分に対するご褒美感覚」で購入する人が増え、「自分中心の消費」が伸びていると見ている。11月下旬に開催した催事企画「時計のワールドコレクション」では、昨年より会期が2日間短縮したにもかかわらず、売上高は前年比140%を記録したという。
2008年1月2日10時より初売りを行う同社の福袋のテーマも「厳選された価値あるモノとコトを満載」で、5大企画のうち「初夢福袋」と題した企画は「体験」をテーマに据えた。沖縄のリゾート「ジ・アッタテラスクラブタワーズ」2泊3日の旅行商品や、3月1日公開の映画「ライラの冒険 黄金の羅針盤」ジャパン・プレミアム試写会に参加でき「ザ・リッツ・カールトン東京」に宿泊できる体験型の旅行商品など19種類を用意する。
新年に向けての「おせち料理」は、地元老舗名店の和風や、有名レストランの洋風おせちが人気を集め、予約は前年比の120%と好調。同社は「これまで勢いを感じなかった高額商品にも明るい兆しが見られる」としており、同社の売上高は好調に推移し、11月の売上高は前年比の104%と発表している。