アクロス福岡(福岡市中央区天神1)2階の交流ギャラリーで3月25日より、「子どもの本のカーニバル~物語の森へ迷い込む~」が開催されている。主催は、イベント「絵本カーニバル」などを手がけた九州大学ユーザーサイエンス機構子どもプロジェクト。
同イベントは、「子どもが本を読む機会が減ってきたと言われる現代に、改めて本の良さを知ってほしい」(同プロジェクトの阿部祥子さん)と福岡各所で行われた「絵本カーニバル」を進化させたイベントとして企画された。
会場には、「自身が幼いころ、出会っていたら人生が変わっていたかもと思う本ばかり」(阿部さん)という児童文学を中心に、絵本、詩集、写真集など約1,700冊の本を展示しており、自由に閲覧できる。
「注文の多い料理店」「風の又三郎」「セロ弾きのゴーシュ」などをはじめとする宮沢賢治の作品が並ぶコーナーや、本を通じて親子がコミュニケーションを取れるような陳列の仕掛けを施したコーナー、「本のつながり」と題し、多様なジャンルの本の相関図を紹介するコーナーなど、展示方法にも工夫が見られる構成に。
期間中、児童文学作家の角野栄子さん、詩人の長田弘さんらを迎えた講演やワークショップも行う。開催時間は10時~18時。4月6日まで。
天神で「しかけ絵本の世界展」-電動式の巨大仕掛け絵本も(天神経済新聞)イムズで「世界の飛び出す絵本」展-制作ワークショップも(天神経済新聞)コリアプラザで日韓の絵本・小説を展示-韓流ドラマ「宮」翻訳家講演も(天神経済新聞)九大ユーザーサイエンス機構が「絵本カーニバル」(天神経済新聞)子どもプロジェクト